小学館文庫<br> 半神

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小学館文庫
半神

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784091910172
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

双子の姉妹ユージーとユーシー。神のいたずらで結びついた2人の身体。知性は姉のユージーに、美貌は妹のユーシーに。13歳のある日、ユージーは生きるためにユーシーを切り離す手術を決意した……。異色短編「半神」、コンピューターが紡ぎだす恋の歌と夢「ラーギニー」、植物惑星オーベロンでも男女4人の一幕劇「真夏の夜の惑星」など香気あふれる傑作ストーリー全10編。

一卵性双生児のユージーとユーシー、だが二人はあらゆる点で異なっていた。姉は頭が良いが醜く、妹は美しいが頭が弱い。大学教授の父親はある日…。異色短編として話題を呼んだ表題作ほか、9本の珠玉短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁かな❁

183
約5年前にレビューを見て気になっていた作品。最近お気に入りさんが萩尾望都さんの作品の感想をUPされていて久々で萩尾さんの作品読みたくなりました。「半神」がやはりすごく印象的!双子の姉妹ユージーとユーシーのお話。2人の体は腰の部分だけ繋がっていて…。たった16ページのお話ですがスゴイ!昔の作品なのに今の時代に読んでも惹き込まれる。とても深い。傑作と言われているのがよくわかる!「酔夢」「ハーバル・ビューティ」「偽王」「温室」等も印象的!以前読んだ『トーマの心臓』も良かった*萩尾さんワールドを堪能できる短編集!2018/04/14

buchipanda3

120
奇想、幻想、SFなどの混ざり合った異色な読み味を堪能できた短編集。描かれる世界も宇宙から古代の王国、砂漠に奥深い森林、仮想世界に夢の中と多彩な未知の領域を網羅する。それを倫理や哲学を匂わせながらエンタメも盛り込んだ物語に仕上げたことに感服。表題作は結合双生児の話。神さまのいたずらのようなアンバランスさが強調される。その作用が反転した時にもたらされる戸惑い、不確かさへの恐れ、そして苦く切ない感情がまとめて投げ付けられるのが印象深い。ある惑星の秘密がドタバタハプニングを引き起こす「ハーバルビューティ」もいい。2020/12/29

masa@レビューお休み中

106
もう10年以上前になるだろうか。友人に勧められるがままに読んだのは…。あまりの衝撃に全身が総毛立ったことを覚えている。そして、物語も忘れることなく記憶に刻まれてしまったのだ。あれから年月が経ち、再び手にしてみたが、古さは微塵もなく、あのときと同じ感覚が蘇ったことに驚かされた。表題作である半神は、双子の姉妹ユージーとユーシーの物語である。双子の姉妹といっても、ふたりの体は腰の部分でつながっているため、離れることができない。わずか16ページの短篇。半神以外も面白いです。萩尾ワールド体験することをお薦めします。2013/07/14

hideko

85
先週、本棚の整理したら出てきたので再読。 10話の短編集。 表題作は双子の姉妹ユージーとユーシー。腰の辺りで身体が繋がっている。姉は醜く痩せているが頭脳明晰。妹は天使のような容貌だが知的障害者。いつも、可愛がられるのは妹ばかり。 13歳になった年、2人を切り離す手術が施される。妹はその手術に耐え足らず、死んでしまう。姉が見た妹の姿はかつての美貌は無くガリガリ痩せてミイラの様な姿だった。 姉は回復し、女の子らしく美しく成長する。 ある日、鏡の中に妹の姿を見る… 『半身』でなく『半神』というタイトルが秀逸。 2017/08/28

南北

57
短編集。表題作は16ページで構成された傑作である。不遇な姉となぜかかわいがられる妹という話は「イグアナの娘」でも取り上げられたテーマと共通しており、妹を通じて自己と向き合うことになるところはいろいろな問題を突きつけてくる。「金曜の夜の集会」は1年で元に戻ってしまうタイムループの話だが、子供時代から抜け出したい気持ちと子供のままでいたいという矛盾した感覚をうまく表現していると思う。他にも読み応えのある作品があり、萩尾望都先生が天才的なマンガ家であることを再認識させてくれる。2024/03/29

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