内容説明
ファンタジーに欠かせないドラゴン。神に敵対する悪の象徴として、あるいは神に近い神獣として、世界には多くの伝説が存在する。本書では最強の幻獣であるドラゴンと勇者たちの戦いを美麗なイラストとともに紹介する。「女神に足蹴にされた大蛇オピオン」「イゾルテとの悲恋の原因となったドラゴン」「蛇神カーリヤを踊って退治したクリシュナ」など、面白エピソードが満載。
目次
第1章 西洋のドラゴン(慢心した大蛇オピオン―ギリシアの神話;恐るべき神々の敵テューポーン―ギリシアの神話 ほか)
第2章 キリスト教世界のドラゴン(神に引き裂かれた混沌の竜―旧約聖書;大天使と赤竜サタンの戦い―新約聖書 ほか)
第3章 東洋のドラゴン(世界の破壊者アジ・ダハーカ―「アヴェスター」;悪に染まった蛇王ザッハーク―叙事詩「シャー・ナーメ」 ほか)
第4章 アフリカ、南洋その他のドラゴン(太陽の船を狙う大蛇アペプ―エジプトの神話;ローマ軍と戦った大蛇―「博物誌」 ほか)
第5章 日本のドラゴン(素戔嗚尊の八岐大蛇退治―日本の神話;九頭竜と日本武尊の戦い―日本の神話 ほか)
著者等紹介
森瀬繚[モリセリョウ]
早稲田大学第一文学部卒。プログラマー、フリーランスのプランナーなどを営みながら執筆活動を行い、アプリケーション・メーカーの管理職を経て、企画・制作プロダクション「クロノスケープ」を立ち上げた。外国語文献を駆使しての資料調査・研究に定評があり、神話伝説、歴史関係書籍の企画・制作はじめ、翻訳小説やコミックの解説、ゲームの背景設定なども手がけている。ここ数年はクトゥール神話の研究家としても活動し、コミックの解説記事、ライトノベルの原案をはじめ、この分野の著作が多数存在する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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