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出版社内容情報
空海、最澄。魂が駆け巡る「大唐」編!
遣唐使として遂に唐に渡った空海と最澄。
天台で研さんを積む最澄と、長安で様々な出会いを繰り返す空海。
日本仏教の2大巨頭が唐の地でそれぞれつかんだものとは!?
そして、二人に重大な岐路が訪れ--運命と選択の第6集!!
【編集担当からのおすすめ情報】
弘法大師の名で日本人誰もが知る男、空海。比叡山延暦寺の開祖、最澄。平安時代に新風を吹き込んだふたりの天才の生き様を描く本作は、現代を生きる私たちにも、勇気や希望を与えてくれる壮大な人間ドラマです。
本集では、遂に唐へと渡った空海と最澄の、それぞれの修行の日々が描かれます。経典に没頭する最澄、様々な人々と出会う空海。対照的な二人の修行の先に行き着く場所は!?
是非、ご一読を!!
三十話 大唐の春……005/三十一話 夜行解禁……041/三十二話 サンスクリット……077/三十三話 上巳節……115/三十四話 白居易……151/三十五話 道……189
おかざき 真里[オカザキ マリ]
著・文・その他
阿吽社[アウンシャ]
監修
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
39
紹介していただいた本。別れてしまった2つの道。著者が描く、最澄と空海の違いの一つが運。信じる道を進み高みへと至る最澄は他の人には眩しすぎると描かれる一方で、より深く深淵へと至る道を進みながらも周りの人達を惹きつける空海。それが、結果的に両者の運に影響を与えていると思わずにいられない。不運と自覚しながらも歩みを止めない最澄、運を手繰り寄せ歩み続ける空海、の描かれ方が熱い。物語全体に大きな影響を及ぼす密教が描かれ始めたこの巻は、運命の分水嶺となった点も合わせ、ますます目が離せない展開だった。紹介感謝!2017/09/27
ぽっぽママ
22
宗教世界はSFのようで 絵と文字と追っていくのが精一杯。霊仙がどうなっちゃうのかも気になる。一方で逸勢や白居易の挿話が楽しい。2017/06/23
星落秋風五丈原
19
唐にやってきた最澄と空海だが、そこでの行動は対照的。ひたすら部屋に籠って経典を読みふける最澄に対し、空海は契丹人の男装の少女、ゾロアスター教信者、まるで宇宙人のような風貌で表現されている三人の僧侶達(多分見ざる、聞かざる、言わざるを表現している)、と次々と人に逢ってゆく。空海の方が語学に堪能という事もあるが、全く漢語を解さないわけではないので、それぞれの資質に依るものと思われる。空海は、自分が他人にどう見られているかと言う事は無自覚、無関心であるように見える。そうかと言って思いやりがないわけではない。2017/06/13
dolce vita
13
端から霊仙の悲劇…。遣唐使は行くのももちろん命懸けだけど、帰国できるかどうかも重大だったものね。建築物にも興味を持つ空海。全国に広まった仏の道以外の教えも多いのはやはり知識の深さ、興味の広さだと感じる。福成の食べてるお菓子見たことある!なんだっけ…。それにしても最澄はせっかく唐に来ても問答を十分できないのは残念。蒼き龍はカッコいいけど、紅の鳥もいい。霊仙よかった。白居易も登場しますます面白い。2019/11/10
こぽぞう☆
12
唐を自由に駆ける空海と、なまじ日本で僧侶として認められてしまってた故、早々に帰国する最澄。先が気になる。2018/10/09
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