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出版社内容情報
花輪和一的摩訶不思議世界、満開!!
古くからこの国で語られ続けている昔話や御伽噺、民話……。それらの中に密かに隠された真実や理を、鬼才・花輪和一氏が、その独特の世界観で描き切る!! 異形のモノ共、乱舞しまくり!!
【編集担当からのおすすめ情報】
日本漫画界において唯一無二!
絶対的で圧倒的な世界観を放つ花輪和一氏が
日本を解き明かす!!
いよいよ第3集、発売!
花輪 和一[ハナワ カズイチ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
18
「人間の目は、全てを見ているようで、実は半分も見ていない。」見えていないものの正体は、モノノケのように思えてしまうが、実はそれだけではない。共同体の中で生き抜いていくために、虐げられた人々は知恵を働かせる。その知恵は虐げる者達には見えてはいけないものなのだ。「裏馬頭」の怖さは尋常ではない。不幸を幸せに変えるための知恵は、憎悪を超えるがゆえにおぞましさを内包している。だからこそ、決して見えてはいけないのだ。2017/03/05
DRAW
7
執着に対する恐ろしさ。花輪漫画でしか体験できないものがある。唯一無二とはこのことか。2017/11/21
アメヲトコ
5
花輪版遠野物語、待望の新刊。もののけたちよりも恐ろしいのは人間の心だったり。「裏馬頭」「猿の経立」あたりはとくにぞくっとします。2017/04/16
5〇5
3
どろどろの業の深さを思い知り 清き眼(まなこ)の娘(こ)に救われる2022/09/02
ねくろう
2
どうしても業が深いばっかりだな。 平安とか刑務所の話はまだ遠いヨソごとだったけど、「みずほ草紙」なぁ。近所でむかし、ほんとうにあったことを でぃふぉるめ して聞かされてるみたいでなぁ。知らねえおれはわからねえけど、知ってるやつは「ああ、あれなぁ。あん時はなぁ、ハハハハ!」とか言ってそうな感じで、なぁんか むずむずむずむず すんだよなぁ。正直、ニガテなぁんだけど、読み出して途中で止めるとよけいに むずむずむずむず してくるから、よけいに「や!」になるんだよなぁ。落ち着かねぇんだけど、とまらねぇんだよなあ。2017/05/07