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出版社内容情報
始皇帝、項羽、劉邦や武帝………英雄・豪傑が次々登場してダイナミックに展開する古代中国の歴史。司馬遷が精根こめて著した、中国古代史の第一級の歴史書『史記』の世界が、コミックとなって今鮮やかに蘇る!
▼第1話/呉楚七国の乱(前編・後編)▼第2話/大単于冒頓(だいぜんうぼくとつ)▼最終話/禍の男< ●主な登場人物/晁錯(第1話)、大単于冒頓(だいぜんうぼくとつ)(第2話)、中行説(ちゅうこうえつ)(最終話) ●あらすじ/「呂氏の乱」後の前漢時代。この混乱期に皇帝となった文帝は、古代からの政道を記した『書経』を太子に学びさせたいと考えた。しかし、始皇帝の焚書抗儒以降、『書経』を含む四書五経を研究する儒学は衰退していた。数少ない儒学者の中に伏生という優れた儒学者がいた。だが、都から遠く離れた所におり、しかも高齢のため文帝のもとに参内することができそうにない。そこで、文帝は伏生のもとに自分の代わりの者を送り、儒学を学ばせることにする。その白羽の矢が立てられたのが、晁錯という才能豊かな若者だった。数年後、伏生のもとで儒学を修めた晁錯は都に戻り、早速太子の教育係となる。優れた学識と厳格さで教育にあたった晁錯は、次第に太子からの信頼を得ていった。そして、文帝が崩じ、太子が即位し景帝となる。同時に晁錯は内史(だいし。首都の知事)に任命され、間もなく御史大夫(ぎょしだいふ。副宰相兼監察長官)に昇進する。帝の側近としてますま
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoichi
10
呉楚七国の乱を鎮圧し、武帝の時代に最盛期を迎える。そして支那を度々揺るがす匈奴との戦いが本格化。支那史の一番面白い時代を描く横山光輝の史記。これにて完結。2022/09/24
とみやん📖
10
ついに最終巻。呉楚七国の乱と匈奴の冒頓、中行説の話で終了。 15巻少しずつ読んで来たが、古代中国史は人物の宝庫で故事成語の源流が豊富なのを改めて思い知らされた。 このシリーズは手元において読み返したい。2021/02/16
白義
6
横山版史記は漢の武帝の時代を持ってここに完結する。反乱者や異民族までくっきり活き活きと描かれていて15巻ほとんど飽きずに読み進めることができたが、これでも史記の全てではないのだから本当に凄いと思う。横山光輝の、分かりやすくのびのびとした画風が見事に史記のエピソードを圧縮していた。やはり春秋戦国時代の華やかさが一番好み。いずれ原典も感想を書きたいものだ2012/11/08
Kyo's
5
宮城谷昌光の孟嘗君を読み始めてから、無性にこちらが読みたくなり、脱線して再読。途中で止まらず、全15巻一気読みしてしまった。原典を読んだことがないので比較はできないが、横山光輝の史記は、中心となる人物をおいて、その人の物語になっているので読みやすい。古来、天下は自分自身が優れた人より、優れた人の使い方を分かっている人が取ることが多いようだ。そんな人でも色香や肉親の情に惑わされるところが面白い。歴史はやはり人が作るものなんだと思わされる。個人的には国士無双韓信が好きで、なんとかならなかったのかと思ってしまう2015/07/19
Yanabod
4
漢の版図が匈奴の部分まで拡がって一応完結。 横山マンガはキャラが似たり寄ったりなのでわかりにくいが、子供に歴史を学ばせるには実にためになる内容だなぁとつくづく実感。2016/08/11