感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
15
最初は首都圏に近くて非電化単線の久留里線からスタート、は一緒で、その後の首都圏大回りも同様ですが、やはり正直いって二番煎じ感は拭えず、でも編集サイドの熱意はよく分かるという感じでしたね。 江上英樹編集長やら村井美樹さん等々の面々も一緒なのはいいんですが、ほあしさんのどの辺を気に入って抜擢したのか、そこは気になりますしたね。彼女は地元の福岡から毎度、参加でしたしね。2010/03/06
しき
5
レビューでは「前作とは別物でガッカリ」という意見が多かったが、その通りだと思った。鉄道の面白さがあまり伝わってこない。理由は、前作が「鉄ヲタ横見さんの無茶苦茶っぷりに呆れつつも楽しむ」という感覚だったのに、今作は「横見さんに必死についていこうとする作者」に焦点が当たっている。これでは、作者のファンでないと楽しめないだろう。それと、作画がユルめなのは、ハードな鉄子の旅に合ってないと思う。あえていいところを挙げるなら、前作のように「行こうと思ったけど廃線になってた」という事態を免れている点かな。2016/09/01
有海2000
5
二番煎じが成功したためしなんてないよね…と思って避けていたのですが、うーん…菊池版とは別物ですね。旅エッセイだと思って読めばそれなりに楽しい。「せっかく来たんだから楽しまなきゃ」っていう菊池版になかった女性的な貪欲さを感じる。でも鉄漫画としては評価したくない、そんな気分。2011/10/20
Mr.deep
3
大名作鉄子の旅の続編。作者が変わってギャグや人物描写のテンションは少し不安な立ち上がりですが、横見さんの意味不明さを表すために台詞を全部カタカナにしてみたり、前作者菊地からの「横見さんをあなたに託します」のシーンとかなかなか野心的な構成に感心2016/12/30
やいとや
2
『鉄子』を読み終わってしまい喪失感に苛まれている処に現れた続編。著者が交代になるというなかなかに珍しいパターンで、これが成功したならば安定したコンテンツとしてこのシリーズは安泰、という目論見なのだろうが、あまりにも前任との実力差が激しすぎる。端的に云って、「下手」。つうか、視点も自分にフォーカス当て過ぎるし、『鉄』である必要性が不足しすぎ。・・・本当に菊池さん、上手かったなぁ(嘆息)2016/02/27