出版社内容情報
人間の道に立つ最後の門、それが“羅生門”。東都警察署に集う異色の刑事たちが、罪科を超えた“何か”に迫る!! 人間の内なる光と闇を鋭く描く、異色警察署物語!!
▼第1話/こんな時代だから。▼第2話/冬の花。▼第3話/遺族の想い(前編)。▼第4話/遺族の想い(後編)。▼第5話/元警察官の日々。▼第6話/一瞬の迷い。▼第7話/警察官の仕事(前編)。▼第8話/警察官の仕事(中編)。▼第9話/警察官の仕事(後編)。●主な登場人物/紅谷留美(東都警察署刑事課に配属された女性刑事。夫を亡くし、一人息子を育てている)、黒田勘太(警部補。東都警察署の刑事で、留美とコンビを組んでいる)、町田(黒田の後輩の刑事。周囲の人望厚く、留美とも親しい仲?)●あらすじ/張り込み現場へ向かう車中、年始だというのに暗い表情で町を行き交う人々を見つめ、「この先良い事なんてあるんですかねぇ」などと愚痴をこぼす野原。いつもと違ってネガティブな発言が多い彼の態度に、同行の留美も心配顔である。そして車は、逃亡中の指名手配犯・安川猛の自宅前に到着。そこでの張り込み中に野原は、「3日前に警察手帳を紛失してしまった」という衝撃的事実を留美に告げるのだが…!?(第1話)●本巻の特徴/3年半に渡ってビッグコミックオリジナルに連載されてきた本格警察署物語、ついにフィナーレ! さまざまな人間と向き合ってきた留美は、自らの人生に“幸せ”を
警察官の仕事。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コジターレ
6
全巻読了。これは名作だ。警察とは何かを問うことで、人間とは何かを問うている。メッセージ性が強いが、決して押し付けることなく、読者に考えさせる。考えさせる余韻を残すというほうが近いかな。今の時代に失われた大切なものがたくさん描かれていて、今こそ読むべきマンガだと思った。2021/08/23
あるふぁ
0
G)2010/01/04
zope
0
面白かった 希望も絶望も一緒くたに描き、最後には希望を残す懐の深さがよい2009/02/16
akagi_paon
0
★★★★ 終わり。「傷つけた方は覚えてないくらいの小さな事が、傷つけられた方にとっては忘れられない大きな事で…… そのエネルギーの差って凄いなって……」←犯罪の本質をついてる名言。2008/09/29