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出版社内容情報
感動のフィナーレ!
朗読コンクール二日目、
自由作品審査。
五十土がいなくなった舞台に
ひとり立ったハナが読むのは、
あの日に読もうと決めた、あの作品。
想いを届ける最終巻!
【編集担当からのおすすめ情報】
月刊2年、週刊2年。
計4年に渡る連載の最終巻である第13集。
この巻のメインとなる朗読は
芥川龍之介作の『蜜柑』です。
作画にあたっては、大正8年当時の
横須賀線を可能な限り再現。
緻密な解読に基づくその朗読は、
文庫本でわずか5ページの短編に、
これほどのドラマがあったかと
驚かされること請け合いです!
第102話 瓶詰地獄(12)
第103話 蜜柑(1)
第104話 蜜柑(2)
第105話 蜜柑(3)
第106話 蜜柑(4)
第107話 蜜柑(5)
第108話 蜜柑(6)
第109話 蜜柑(7)
第110話 小さき者へ(1)
最終話 小さき者へ(2)
片山 ユキヲ[カタヤマ ユキヲ]
著・文・その他
東 百道[ヒガシ モモジ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
国士舘大学そっくりおじさん・寺
35
最終巻。思えば朗読という題材でよくも13巻も続いたものだ。「伝えたい気持ちがあればきっと伝わる」のである。それぞれの人生がまた進み始める。最終巻でハナが読むのは芥川龍之介『蜜柑』。朗読に従って追憶される1巻の出来事。勇気を与えたハナから勇気を貰った折口は藤色きなりに告白。ラストはそれぞれのそれから。満里子は父とレストラン。折口&藤色は二人の子持ちに。そしてハナは会社を辞めて……最後の最後に満里子のレストランで朗読する有島武郎の『小さき者へ』(素晴らしいメッセージだ)。全ての本好きに幸いあれ。2015/01/12
どあら
27
図書館で借りて読了。芥川龍之介の蜜柑をこのコミックで初めて知りました。朗読の奥深さにとても惹かれました✨2022/10/03
exsoy
20
文学、朗読って素晴らしいものですね。2014/11/15
まる子
16
全日本朗読文化協会コンクール2日目。最終候補に残ったハナは芥川龍之介『蜜柑』を朗読する。ハナはこの朗読に何を込めるのかー。これまでのハナは折口の言葉に支えられてきた。これからは支えられてるのではなく「同じ言葉で誰かを支えられる人になろう。」と決心する!コンクールの最終候補だったけれど来なかった五十土園子の思いをきなりと柊二は形にした。そして…。さてさて皆さま、佐倉朗読教室がオープンしますよ。ハナの記念の朗読から皆さまへ。有島武郎『小さき者へ』より「行け。勇んで。小さき者よ。」 ー完ー2025/06/09
サルビア
13
「きっと伝わる。伝えたい気持ちがあれば」それは、折口先生の言葉でした。それを支えに生きていくハナ。この巻では、芥川龍之介の「蜜柑」を読み解きます。この漫画を読んで朗読というのは、その作品を映像化して再現し、作者がその時その作品を書いた心情さえも読み手は想像するものなのだと衝撃を受けました。今後自分が朗読をしていくのに参考になりました。私の朗読は作品の上っ面だけを撫でて読んでいました。猛省しました。2019/02/05
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