内容説明
「愛と情熱とを皆さんはいつも区別して考えて下さい。愛とは意志であり忍耐であり努力です」。「恋愛に破れたら、時の流れを信頼しましょう」。純愛が陥りがちな危険な罠、男性が恋人に求めるもの、恋人に幻滅する瞬間、そして恋愛に必要な技術とは―。古今東西の文学を通じて語られる恋愛観は、時代を越えて読む者の胸を打つ。いま恋愛に振り回されている人も、終わった恋に苦しんでいる人も、繰り返し読みたい恋愛論の名著。
著者等紹介
遠藤周作[エンドウシュウサク]
1923年東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。リヨン大学に留学。55年『白い人』で第33回芥川賞を受賞。66年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞受賞他、数多くの文学賞を受賞。著書等多数。96年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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