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出版社内容情報
海外出張にでかけた若者が革命騒ぎに巻き込まれ、命からがらの逃避行……。伝説の日本人ビジネスマン大河ロマン、ワイドになって再登場!!
▼第1話/タルキスタライゼーション▼第2話/夜明け▼第3話/出発▼第4話/祝・50万人突破▼第5話/逃走▼第6話/放送と人々▼第7話/大密林▼第8話/大密林の夜▼第9話/ジャングル・クルーズ▼第10話/僕らはみんな生きているのか?▼第11話/ジャングルの向こうがわ▼第12話/「処刑せよ」と彼女は言った▼第13話/“民主タルキスタンの敵、日帝の走狗中井戸一派を殲滅せよ!!”▼第14話/空港へ▼第15話/中井戸さんの手紙▼第16話/中井戸救出作戦1▼第17話/中井戸救出作戦2▼第18話/私は理解しません▼第19話/モンキービジネス▼第20話/得(マルトク)戦場ショッピング▼第21話/さようなら▼第22話/こんにちは●主な登場人物/高橋啓一(三ツ星建設設計3課のサラリーマン。短期出張でタルキスタンに来た、はずなのに…)、中井戸(三ツ星建設タルキスタン支店の支店長。駐在3年。うさんくさい人物)、セーナ(中井戸の雇った現地の運転手。高橋と一緒に暮らすことに)、富田(IBC社員。一応、高橋たちの商売敵)、マスモト(IBC社員。タルキスタン駐在7年の変人。現地にとけこんでいる)、井関(タルキスタン駐在3年。片時も都コンブを手放さない、別名「コンブ男」)、寿恵
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
4
ジャングル彷徨からタルキスタン脱出、そして。上巻で意気消沈した井関が部屋にこもってやっていたのがテレビゲーム。映画ではファミコンのアフターバーナーだったが、私的には劇画版のスーパーファミコンのシムシティが良い味を出していると思う。結局、人間は何かを作っていなければ情緒が保てないようである。その後、そのゲーム機が新展開を見せるアイテムになるのはお約束。帰れる場所はあるのか。それはその人の感じ方次第だろう。そして、本当の志しを持った人は長生きしない。が、変革した未来を担うのは君だ。希望ある世界を作って欲しい。2023/09/12
Mark.jr
3
バブル期の日本のギラギラとした雰囲気とそこ潜んでいた狂気に後の凋落の予感。赴任先タルキスタンの人を野蛮人と内心蔑む日本人と、同じく日本人のことを金づると見てまた蔑んでいるタルキスタン人の両者に横たわる断絶の地獄感。山本直樹作品同じみのエロスと虚無感、そして原作付きだからこそ加わったひと味違うドラマの良さ。色々語り所はありますが、もうタイトルが全てですよね。それでも"僕らはみんな生きている"と。2025/01/10
pochi
1
再読するたびに新しい読み方をしているような気がする。仕事、異文化、恋愛、甘美さ…まだあるのだろうか。 登場人物達の会話もたまらなく愛おしい 「・・・それではあなたと私は、お互いの夢の中の登場人物ですね。」 「帰れるバショなんて、本当はどこにもない」 ラストシーンも作者が得意とする幻想的夢をみているかのよう 他、復刻版の良いところは制作秘話なんかが掲載されていること。2015/08/03
電柱
0
鈴木茂の砂の女を聞きたい感じ。2021/05/04
ロッコ
0
友人が思わずホロリときた漫画といっていたので、読みました。その友人はゼネコン勤務でパキスタンやスリランカ、アフガニスタンなどにかれこれ15年位いるのですが、まさに身につまされるというか。古本屋にはなく、アマゾンで購入。ビリーバーズを先に本屋で買って読んでたのですが、全く違う雰囲気でした。原作が違うからですね。なかなかいいお話でした。思わずアマゾンで山本直樹のありがとう、とレッドも出ているのを全部買ってしまい、これから読むぞ、と。2018/07/05