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出版社内容情報
古きものに宿る……人の、念。
明治末の京都ーー長く人に使われた「モノ」には、念が宿ると言います。その念を見ることが出来るゆめじいの元に、「モノ」達が集まり語り出す…。1話ごと、紐解かれる「人の業」の物語。読み切り短篇連作集。虐げられし薩摩下級武士の怨念が狙う先は……「矢の行方」ほか、全8話収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
繊細な絵柄で描き出される明治の京都。そこに広がる人の念の哀しみを切り取る短篇作品は、独特の世界を作り出します。第2集は、妖しさも美しさもさらに増量!
怪の十三:石の手の主
怪の十四:神戸南京町の悲劇
怪の十五:伝説の埋蔵金
怪の十六:矢の行方
怪の十七:祈りの灯
怪の十八:茶碗奇譚
怪の十九:妹と兄
怪の二十:その者の名は……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
17
この巻から、各話が繋がっていく形になっておりますが、以前の話もつなげていっているのですがどうなんでしょうか?自分には前のほうが良かったような?それにしても猫はどこにいってしまったんでしょうかね2013/12/28
KAZOO
8
やっと第2巻が出ました。私はこのような骨董や絵画の話が好きなのでコミックでも結構読みます。第1巻に比べて何かおどろおどろしいところが出てきました。この主人公のおじいさんも一筋縄ではいかない人物のようでそれが味を出してくれています。2014/01/08
Bo-he-mian
7
明治末期。骨董屋を営む老人・ゆめじいは、京都一の目利き・・・だけでなく、物に宿った「念」を感じとる事ができる。いわくつきの品々に取り憑いた怨嗟が巻き起こす騒動と、人間の業深き物語を、博覧強記の頭脳で解き明かしてゆく伝奇浪漫。やまあき道頓は、妻が物語、夫が作画を担当する漫画家ユニット。一話一話のストーリーテリングが上質な短編小説のような完成度。古今東西の歴史、文化、文学、呪術、オカルトからサブカルチャー的な知識を縦横無尽に駆使し、京の都を幻想博物館の小宇宙と化す。奇想・耽美的な探偵物が好きな人におススメ。2018/06/25
あいちょ。
6
一巻を読んでないけど、短編集だから…と読んでみた。 個人的には当たり。2014/01/07
GOKU
4
京都の骨董商ゆめじいが、骨董にまつわる様々な奇怪な現象を解決していく話である。兎に角、一コマ一コマ想像が拡がる絵である。一巻目の衝撃があまりに大きく、待ちに待った二巻目。絵は相変わらず上手く、じっくり見ていても楽しい。一巻目は短編集の傾向だったが、この巻は連作傾向が非常に強くなっている。またオカルト度が増して、その手の話があまり好みではない私にはちょっと後味が悪かった。が、三巻目も買うことは間違いない。2014/01/01