出版社内容情報
「福島の真実」編 上巻
東日本大震災後、福島県の「食」の現場で起きていることは何か。その苦しみの本質とは何か。その全貌を掴むため、2011年11月、山岡と雄山は共に福島県へと出発する。1年に渡る取材の中で見た、3.11以降の福島県の記録。
【編集担当からのおすすめ情報】
福島県の実在の方々を、1年に渡って取材した「福島の真実」編は、単行本第110集と第111集の二冊に収録。上下巻の上巻にあたるこの第110集では、2011年11月~2012年6月までの取材を収録しています。そこにあるのは、震災後の福島の姿であり、震災後の日本の真実です。
第1話 福島の真実(1)~(11)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
148
福島の真実。放射線測定の課題について考えさせられた。現実の不安、対策のばらつき。瞬間値と蓄積値の関係を、うまく説明しないと、一喜一憂になったり、風評との関係を説明できなかったり。現地で確かめるとよいかも。これまでの親子対立を解消する兆し。2014/05/21
kumicom
27
ちょっと前に話題にでた福島の話。マンガだけど取材に基づいて描かれてるだけに、放射能汚染の数値が怖い。最近になってもまだ「実は・・・」って明らかになったニュースもあるし、真実は現場に行かないと知ることができないんだろうか。2014/08/16
ぐうぐう
17
震災から8ヵ月後以降の福島の姿を食を通して描いた『美味しんぼ』110巻。同じく、震災後の東北を取り上げた108巻では、雁屋哲の反原発思想が先行し、東北を応援する目的が、逆に風評を拡散させているかのような危うい内容だったので、今巻もそのような危惧の念を抱きながらの読書となったが、放射能汚染を煽るのではなく、危険なものは危険、安全なものは安全と、きちんと区別されていたので安堵した。(つづく)2014/02/05
FK
16
福島の現状が報道されなくなって久しいですが、まだまだ震災後の復興が進んでいるとは言えない状況。風評被害も震災の爪あとか。 いつからか、社会派のマンガになりましたが、いまだに続けて読んでしまいます。 面白いわけではないですし、すべてが正しいとも思わないですが。 本巻と次巻は福島の現状を知る上では読む価値はあると。 2013/09/16
かっぱ
11
福島の真実、福島の痛みが切々と語られる。原発事故という人災が招いたものの大きさを再認識させられた。2013/10/23