出版社内容情報
酔いどれ探偵のミステリー漫画、堂々完結!
東京・向島の華やかな花柳界を舞台に繰り広げられる、本格ミステリー漫画の”お座敷”が、惜しまれつつ、これにてお開き・・・
時代は昭和初期。酒を飲んでは客に悪態をつくなど素行は悪いが、実は天才的な頭脳を持つ幇間の舎六と、日本橋の大店「和田宗」の次男坊・宗次郎の”迷”コンビが、次々に起こる難事件を解決していく人気シリーズの最終巻です。
この第3集では、舎六の知られざる生い立ちから、両親の非業の死、「和田宗」との因縁まで、今まで描かれていなかった舎六についての「謎」が解き明かされています。実は、舎六と宗次郎の「不思議な関係」こそが、この物語の「最大の謎」だったことも明らかに・・・!? この「最大の謎」が解けたとき、舎六と宗次郎は一体どうなってしまうのか・・・二人の最後の活躍ぶりを、是非その目に焼き付けてください!!
【編集担当からのおすすめ情報】
まずは、作画担当の青木 朋氏が描く、花街特有の妖しい雰囲気と、舞妓・芸妓らが纏う艶やかな着物の美しさに惹き付けられます。そして、最終巻で明らかになる、舎六と宗次郎との知られざる因縁・・・原作担当・上 季一郎氏の鬼気迫るストーリー展開に、頁をめくる手がもどかしく感じられるほどです。
既刊の第1集、第2集も是非手に入れていただき、大正ロマンの香りが残る昭和初期の花街の雰囲気を、とくとご堪能ください!
青木 朋[アオキ トモ]
著・文・その他
上 季一郎[ウエ キイチロウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミナミナミ
13
酔いどれて問題ばかり起こす幇間と若旦那が、東京・向島の華やかな花柳界を舞台に繰り広げる本格ミステリ。原作者さんが亡くならなかったら、もっと続いたのかな❓と思うと残念だけど、時々読みたくなって引っ張り出して再読。こういう幇間でいいのか? みたいな部分はさておき、ミステリの内容と絵の雰囲気が本当に好きなのだ2024/08/06
十六夜(いざよい)
12
舍六の過去が出てきたあたりから急に駆け足気味になり、あっさり完結してしまったのがちょっと残念。頭は切れるけど、飲んだくれでろくでなしの探偵というのが斬新で面白かった。幇間というお仕事もこの作品で初めての知りました。2015/01/24
夕紫
9
旦那と幇間の間柄だと思ってた二人に裏があったとは…。ビックリしながら楽しみました。舎六さんの博学っぷりにやっと納得がいきました。ケンカ中にも関わらず、若旦那の命を守ろうとした舎六さんにキュンとしてしまいました。最後のページを読むまで原作者の方が亡くなったことを知らず、なんで3巻で終わってしまうのかと不思議でした。ご冥福をお祈りいたします。粋で楽しいお話をありがとうございました。終わり方もとても好きでした。2013/01/12
影法師
6
早くに終わってしまったのが惜しい作品。但々それだけ。2012/12/29
ハルマル
5
どうして舎六は自分の名推理を和田宗次郎の手柄にするのか?二人の友情を揺るがす因縁が明らかに。ここまで読んでうなる。名作!2017/09/06
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