ビッグスピリッツコミックススペシャル ピンポン 〈２〉

松本大洋

小学館（1996/11発売）

• サイズ コミック判／ページ数 202p／高さ 21cm
• 商品コード 9784091847379
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

松本大洋が描く卓球というスポーツ！！　青春真っ只中の高校生・月本（スマイル）と星野（ペコ）が、冷たく、そしてカッコイイ“スポ根”の世界を駆ける！！

▼第12話／老人２｜少年２▼第13話／インハイ卓球競技予選会　男子シングルス▼第14話／少年怒る▼第15話／前で捌（さば）く▼第16話／ヒーロー不在▼第17話／Ｆｉｒｓｔ　Ｇａｍｅ▼第18話／Ｓｅｃｏｎｄ　Ｇａｍｅ▼第19話／Ｔｈｉｒｄ　Ｇａｍｅ▼第20話／ペコVS.アクマ▼第21話／海王▼第22話／５人の卓球選手●主な登場人物／月本誠（通称・スマイル、片瀬高校１年生。右シェイク、両面裏ソフトカット主戦型）、星野裕（通称・ペコ、片瀬高校１年生。右ペン、表ソフト速攻型）、孔文革（コンウェンガ、中国から辻堂学院高校に招聘された留学生。右　中国式ペン、ドライブ攻撃型）、風間竜一（通称・ドラゴン、海王学園２年生。右シェイク、裏ソフト　ドライブ主戦オールラウンド型）、佐久間学（通称・アクマ。スマイルとペコとは幼馴染み。海王学園１年生、右ペン、表ソフト　速攻型）、小泉丈（スマイルとペコの属する片瀬高校卓球部の顧問。昔はバタフライジョーとして名を馳せた幻の名卓球選手）●あらすじ／いよいよインターハイの予選会が始まった。順調にいけば、月本は３回戦で孔と、星野は準々で佐久間と当たるというカードだった。駅前の卓球場タムラ時代からペコになかなか勝つことが

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[❁かな❁]

一巻を読了し、続きが気になり、すぐ二巻も読了しましたo(^▽^)o一巻もそうでしたが最初の色鉛筆で描いたタッチのカラーページが綺麗です☆二巻では、いよいよインターハイ開幕！スマイルはヤル気になってくれるかなとドキドキしながら読み進めました(*^_^*)ドラゴン、チャイナ、アクマ、ペコそれぞれ動き出します！みんなが一目置くスマイルの実力がどんなものなのか楽しみで読みましたが、やはり強いですね♪すごく楽しく試合観戦させてもらいました！バタフライジョーの事やオババの昔の事も少しわかります！続きが楽しみです★

2014/05/19

[G]

スマイルvs孔。ペコvsアクマ。風間vs孔。インターハイ予選は波乱の内に幕を上げる。スマイルの踏み込めないメンタルの弱さ、日本卓球の底力を知り動揺する孔、挫折を味わうペコ、絶対王者として君臨する苦悩を味わう風間。激しい試合の中で、お互いの思いが交錯する。特筆すべきは、人間関係もさることながら、玉の急速を肌で感じてしまう強い描写。現実的なカットと、漫画ならではのディフォルメ表現が上手く配置されていて、音さえ感じてしまうリアル感を表現している。やはり名作だ！

2016/02/04

[summerz118]

再読。インターハイ予選。ペコが、チャイナが、アクマが、ドラゴンが、そしてスマイルが、熱い戦いを繰り広げる。強さに目覚めたスマイルと挫折を味わうペコ。それぞれの夏が過ぎる。

2012/08/09

[秋山真琴]

チャイナ……お前、負けるのか！　とても、切ないけれど、この敗北を、チャイナは、きっと乗り越えて、さらに成長する。奢りが抜けて、まったく新しいチャイナに生まれ変わりそうに思う。だが、しかし、現実は非情だ。頂点は、常に一人。その一人の座を賭けて、彼らは戦うのか……！　なんて熱い……！！

2014/04/28

[ＤＷＡＴ]

インターハイ予選でついに各者対決。試合の経過に人間模様を一気に描ききってるのがうまい。一巻は、このそれぞれの頓挫と挫折をつきつけるためのセットアップだったのだな。体育会系の部活に限らず、何かにうちこんで達成感や挫折を経験をもつ人には突き刺さる物語だな。特に友人や人間関係の綾の描きかたはあっさりしているにもかかわらず、しっかりと印象に残ってくる。多くの人が神漫画と絶賛しているのもうなずける。この巻アニメでどう描かれるのか楽しみ。

2014/04/20