出版社内容情報
現在、Jリーグで、日本代表で活躍している呂比須ワグネル。小さいころから、サッカーボールを蹴り続け、“プロ”と“代表選手”に夢と希望を抱き、様々な挑戦をかさねてきた彼の物語。舞台はブラジル、1977年、ロぺス8歳より始まる。
●登場人物/ワグネル・アウグスト・ロぺス(ブラジル生まれのサッカー選手。小さいころからプロサッカー選手にあこがれる。現在Jリーグのベルマーレ平塚に所属。)●あらすじ/少年ロぺスは、毎日毎日、食事も忘れるほど、友人たちとストリートサッカーに明け暮れていた。家庭が貧しかったため、サッカーボールやスパイクを満足に買うこともできなかったが、11歳になると、13?14歳が中心のチームに、ほとんどレギュラーで出場するほどの才能を見せはじめる。やがて14歳になったロぺスは、兄の経営する靴工場に勤め、夜間学校に通う生活を送りながらも、毎週、土曜と日曜になると地元クラブでのサッカーに明け暮れていた。そしてプロ選手への想いは日に日に高まっていく。そしてついにロぺスは名門ボタフォゴFCのプロテストに挑戦することになる。その結果合格するが、チームが提示した契約条件に、同席した母親が反対する。「ワグネル……お前ダメなんだよ。こんな条件出されるようじゃ、お前いい選手じゃないんだよ!」 結局プロ契約することができなかったロぺスは、母親にきつく当たる。「お母さんなんて大嫌いだよ!!」 だが母親が自分のためを思い契約しなかったことに気づいたロペスは、さ
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- 和書
- 家庭における妻のあかし