出版社内容情報
人間らしい最期とは何か!?市丸医院の若き医師・市丸大を通して「生と死」とを見つめた、本格的医療ドラマ。
▼第1話/帰郷▼第2話/真実の行方▼第3話/死の痛み▼第4話/命の選択▼第5話/この胸の想い●登場人物/市丸大介(市丸医院の医者)、市丸富枝(市丸医院の婦長で大の母)、美佐(古くからの大の知人で看護婦)、江波医院長(市丸医院の現医院長)、木内靖子(新米看護婦)●あらすじ/医師・市丸大介は、癌で余命幾許もない父(元市丸医院の医院長)の治療をするために帰省する。大学病院で先端の医療を身に付けたプライドと、親を想う子の気持ちから、体力の弱った父には厳しい治療を施す大介。日に日に衰えていく父・・・・・愛妻富枝(大の母)が煎れたお茶を飲み、初めて安らかに眠ることのできた父の寝顔を見た時、無理な治療よりも患者の心を癒すことの大切さを知る(第1話)。▼末期癌であることを告知されていない高橋雄二(建設会社社長で大の古くからの知人)は体の状態に疑問を持ち、主治医の大を問い詰めるが大は否定する。ある日吐血する高橋。「自分は正直に生きてきたのに最期は騙されて死ぬのか」という高橋の言葉に、周りの反対を押し切って大は告知する(第2話)。●本巻の特徴/市丸大は先端の治療法や機器、薬品を擁する大学病院に勤務していたが、父の死を看取った際にホスピ
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