出版社内容情報
「究極のメニユー」作りに挑む、東西新聞社文化部の、山岡士郎と栗田ゆう子。「食」ブームを巻き起こした大人気作!!
▼第1話/いじめを許すな!・前編、中編、後編(軍鶏料理、赤飯饅頭)▼第2話/串カツ論争(串カツ)▼第3話/山岡の講演(苺のショートケーキ、鯛のかぶと煮、トロ焼き、お粥)▼第4話/鉄板焼の心がけ(ステーキ、サヤインゲン焼き、生シイタケ焼き、ガーリックライス)▼第5話/よもぎの春(沖縄風牛のモツ鍋、よもぎ団子)▼第6話/二木家の離乳食・前編、後編(ミルク・プディング、カスタード・プディング、カボチャのきんとん、レア・チーズケーキ、おろしリンゴ、牛乳葛餅) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員・夫の山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探求者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父)●あらすじ/東西新聞社に中学生が社会科見学に訪れた。山岡はその中に同級生からいじめを受けている子を発見するが、教師は何も言わない。結局自殺未遂まで図ったその子を預かった山岡は、いじめを克服すべく彼に、相手が死ぬまで闘う激しい闘鶏を見せた後、軍鶏をご馳走する。おいしいものを食べ、少年はすっかり元気に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
37
いじめを苦にして自殺を考えるくらいなら、そこから逃げたっていい。朝井リョウ「世界地図の下書き」を思い出す。「いじめを許すな!」 自尊心や世間体を気にし、それを脅かす相手を口汚く罵る大人たち。その何たる大人げなさ。珍しく解決を施さないのが良い。「串カツ論争」 我が子のことに責任を負わんとする金城の心意気や良し。由緒、しきたり、権威に囚われ易い大人達への離乳食。終盤のまり子の訴えが感動的。「二木家の離乳食」2015/09/11
抹茶モナカ
13
町の古本市で1冊10円で購入した本。グルメ漫画で、一時はすごく人気のあった作品。今回は、いじめ問題に取り組む。いじめっ子かいて、自殺するくらいなら、学校に行かなくて良い、というのは、非常に納得で同意見。でも、実際の不登校児の受け皿はないに等しい事も思う。この巻は、料理の蘊蓄より、メッセージ性が色濃く、あまり突飛な意見もなく、普通に読めた。子供の名前で、親の教養がわかる、というのは、言語化されると、残酷な事実で、キラキラネームが市民権を得つつある今よむと、考えさせられる。でも、教養の定義も難しいんだけど。2020/01/25
Riopapa
7
いじめ問題。国はいろいろと対策を取っているし、現場も頑張って入るけれど、状況はこの頃と変わっていないかな。2018/01/08
新ひなはる
6
10年以上前に出されたマンガだけど、もう今と同じようないじめがあったのね~。この頃いじめてた人たちも、人の親になってたりするよね。後悔でいっぱいじゃないのかな~。2012/09/03
読み人知らず
6
いじめにも取り掛かっていきますよ^^軍鶏になっちゃいかんのです。子供の名前くらい決めさせてほしいやんね^^2010/06/13
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