ビッグコミックススピリッツ 新クロサギ 〈６〉

黒丸/夏原武

小学館（2010/03発売）

• サイズ コミック判／ページ数 204p／高さ 18cm
• 商品コード 9784091830777
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

▼第55?58話／環境投資詐欺（III?VI）▼第59?63話／資金回収詐欺（I?V）▼第64?65話／ECO詐欺（I?II）

●主な登場人物／黒崎（人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”）
●あらすじ／宿敵・御木本を喰うべく、配下の実働部隊を潰した黒崎が、次に集金部隊である詐欺団体三社を狙って動き出した。まず、最初の一社「ジービー証券」にデイトレーダー・赤須と名乗って接近し、自分には100億もの資金があると吹聴。ついで、コンサルタント会社社員・鵜坂の名で「東京グリーンファンド」に乗り込み、二酸化炭素排出量取引に関する“うまい”話を持ち込み…（第55話）。
●本巻の特徴／6年前に黒崎の父を騙し、一家をどん底に追いやった大物シロサギ・御木本。執念で外堀を切り崩し、ついに“親爺”にも御木本喰いを認めさせた黒崎が、因縁の決着を付けるため上海へ飛ぶ！
●その他の登場人物／吉川氷柱（よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う）、桂木敏夫（詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター。黒崎からは“親爺”と呼ばれる）、早瀬（桂木のボディーガード）、白石陽一（腐った大企業しか狙わないシロサギ。冷静かつ用意周到）、御木本（大規模なフランチャイズ・チェーン開業詐欺で黒崎の父を嵌めた実行犯）、神志名警部補（上野東署で研修中のキャリア警察官）

黒丸［クロマル］
著・文・その他

夏原 武［ナツハラ タケシ］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yk]

御木本と桂木が絡んできてめちゃめちゃおもしろくなってきたー！しかも最後の黒崎の立場そうとうビミョーだー！

2018/03/07

[芽依*]

資金回収詐欺。作者があとがきでも書いていましたが、詐欺に対する刑罰が組織的なものを除けば１０年未満と軽いそうです。(実際には３年くらいで出所) 被害者が奪われたものが返ってくる確率も少ない。精神的なダメージも大きいのに辛いところです。

2016/12/19

[十六夜（いざよい）]

「環境投資詐欺」「資金回収詐欺」「ＥＣＯ詐欺」収録。仇である御木本を追って上海まで来た黒崎だったが、寸前で御木本を捉え損ねてしまう。窮地に追い込まれた御木本は、事業売却のため台湾へ…。今回は移動も規模もデカイ。ついにマフィアまで参戦してきて黒崎の仕事は常に綱渡り状態だ。御木本を追い詰める事は出来るのか？

2014/01/02

[avalanche]

御木本を喰え！

2017/08/26

[柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中]

自分の手は汚さずとも、人を死に追いやることに手を染める。もう、ハッピーエンドはないな。彼女の存在が最後にどう生かされることになるのだろうか。

2010/04/06