出版社内容情報
「究極のメニユー」作りに挑む、東西新聞社文化部の、山岡士郎と栗田ゆう子。「食」ブームを巻き起こした大人気作!!
▼第1話/穏やかな御馳走(おカユ)▼第2話/及第ガユ(及第ガユ)▼第3話/新しい企画(イノシシ鍋)▼第4話/禁断の鳥(ツグミ)▼第5話/挑戦精神(朴葉味噌)▼第6話/カジキの真価(マカジキの寿司・刺身)▼第7話/二人の花嫁候補(鮭の粕汁)▼第8話/日本の根っこ(握り飯、キュウリのヌカ漬け)▼第9話/辛し明太子▼第10話/命と器(ソバガキ) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/小泉編集局長と富井副部長がどうも苛立っている。二人とも、胃をこわしていたのだ。とはいえ、二人のあまりの小言攻勢に文化部は辟易。このままでは上司としての信頼さえ失ってしまいそうな状況だ。山岡は一計を案じ、文化部の新年会で、恒例の「食べ物自慢大会」を行なうことにした。さて、そのメニューは?(第1話)▼胃の調子が戻ったはずなのに、小泉編集局長の様子がおかしい。話を聞くと、息子との意思の疎通がままならないという
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
37
士郎の鈍感さは言わずもがな。だが、ゆう子だって男心には相当に鈍感だ。同僚二木まり子とカメラマン近城勇が新しく加わって、4人に恋心が動き始める21巻。陶人の器を壊され「死んで詫びろ」と憤激するまり子の祖父を士郎が諭す「人間は必ず死ぬ。死ぬから人間は尊いんだ…陶器だって同じだろ」「はかなくて悲しいことだけど、だから美しくて価値があるんじゃないか」。人の命より尊い芸術などあり得ない。いやはや、お見事。『命と器』 あの京都「瓢亭」で出される朝がゆ。簡素な贅沢の極みを見るよう。『穏やかな御馳走』2014/11/05
ひじり☆
13
二木さんに近城カメラマン、栗田さん、山岡さんの四角関係にドキドキ!!野鳥をとる密漁が許せない。2019/02/24
不自他
11
二木さん・近城さんが加入してラブコメ期へ突入。以降、山岡さんと栗田の仲が拗れる場面が増える。/おチヨさん・二木さんの父・祖父も初登場。/第3回食べ物自慢大会はお粥。/ 『禁断の鳥』で山岡さんが本業(?)で手柄を挙げる。/『二人の花嫁候補』では珍しく栗田さんと二木さんが共同で作業。/『命と器』で山岡さんが自身のトラウマとそれに対する自分なりの回答を示す。
ユイ
8
小泉局長の様なひねくれ者は結構いるとみた。二木さんに近城カメラマン、それにおちよさんも初登場。お粥大会開催。2010/09/02
読み人知らず
8
二木さんと近城さんが登場。二人に各々が絡んで四角関係に。富井副部長がいい^^2010/05/22