感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
17
完結したと思った「どんぐりの家」にそれからがありました。障害を考える上で終着点はないですね。介護保証制度、自立支援法、高齢者福祉、福祉制度は日々、現実と政策の間で後手後手に回りながら変遷していくことを実感しました。 きっと「それからそれから」も有り得ますよね。2021/02/05
rokoroko
9
Oさんと言うヘルパー仲間がいた。手話通訳の資格をもっているのになぜヘルパー?と思っていた。私の所属していた所は社会でもあまり豊かではない人達の所に派遣されるので手話も通じない方が多かったからだ。でも必要なんだとわかった。利用料の問題は老人介護でもある。生活保護を受けていた方が手厚い介護を受けられる場合もあって、理不尽だと涙流したこともある。今までの福祉の経験が思い出されて良い本に出会ったと思う2018/06/28
tellme0112
8
タイムリーに読みたかった。自分がプレイヤーであることを思い出させてくれる。そうだったそうだった、病人から布団をはぎ取るような制度…という言葉が心に残る。作業所、辞めますが心に残る。テレビに出たがるおっちゃん、明るくて好きだな。なんかもっと、いろんな面白いキャラで、明るく描けないもんかなとは思った。一巻で終わらそうとするからこうなる。2018/02/08
Aiko
4
〜それから〜では、「聴覚障がい者と介護保険制度」と「障がい者自立支援法」がテーマ。(「障がい者総合支援法」へと改正され、来四月施行されますが、彼らの願いは届かないままです。)相変わらず、ドラマチックすぎるかと思うものの、問題提起のためには必要かなと。涙なしでは読めません。2012/10/07
kentaro mori
3
「自立支援法」、その聞こえのいい法は、弱い人を苦しめる悪法だった。ぼくたちの生活はそうした「聞こえの良さ」と引き換えに、弱い人たちを切り捨てることで成り立っているのだ。そのことをどう想えばいい?2018/06/14