感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山本真一郎
15
実を言うと通して読んだ事が無かったので、特に何かキッカケがあった訳でもないのだが、電子書籍で全巻を大人買いして読了。小学生の頃にこの漫画の存在を知って読もうとした際に親に止められた記憶があるが、読んでみると然もありなんという気がした。あの「うる星やつら」「らんま1/2」の作者が、両作品と時期を重ねる様にこんなオトナなラブコメ作品も描いていたんだなあ、と何を今更という感じの感想を抱いてしまった。完全に作者の罠に嵌まっている訳だが、主人公二人のもどかしさだけでこんなに長く引っ張れる話も無い様な気がした。2015/05/31
尿酸値高杉晋作
7
まさに傑作。 ストーリーの殆どが五代と響子のすれ違いなんだが、設定の巧みさと、登場人物の個性でグイグイ読ませる。 およそ30年ぶりに読んだが、本当に面白かった。 ラストも秀逸で涙が出そうになったわ。2023/04/10
ryo_zz
6
恐ろしいほどすごいラブコメである。こんなのが25年前に出ているとか。 惣一郎という死者を三角関係の一点に置くこの作品のなかで、惣一郎を乗り越えていく五代の様子が象徴的に描かれていく(出産・顔が描かれない・五代の教育実習と保父修行)。だからこそ五代は惣一郎に重なり、音無さんを受け入れていく(「あなた[惣一郎]をひっくるめて、響子さんをもらいます」)。音無さんが急に五代に接近していったような気もするのですが、それはそれで作品の味なのかも。2012/09/23
kadocks
5
こんな幸福な終わり方する作品ってそうないと思う。久々に読了してみて、最後のシーンはずっと心に刻まれていたけど、その前の結婚式のシーン、全然忘れてた。それぞれのキャラがいくべき場所に行き着いて、ほわっと幸せになる。当たり前なんだけど気持ち良い。 そう言えば、ここの感想探る中で頭と終わりだけ読んでる方がいて驚いた。そんな読み方もあるのか笑 コメディ含めてこんな幸福な作品をこの長さ読める幸せを改めて噛み締めたい。ああ、再読して良かった。2022/11/25
みう
4
読み始めると止まらなくなった思い出。名作です。
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- 和書
- ここはすべての夜明けまえ
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- 和書
- スピリティズムによる福音