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出版社内容情報
西暦2052年。“夢先案内人”の度会時夫は、ある事件から7年間眠り続ける少女・十条青羽の夢をさぐる仕事を引き受ける。<バルバラ>をキーワードに、思いがけない事実が次つぎと現れはじめ…!?
研究所の近くで青博士(=エズラ)に会ったキリヤは、彼の一族の秘密や研究データなどが入ったメモリーチップを受け取る。そして、自分が“本当のキリヤ”ではないことを知ってしまい…。近未来SFロマン衝撃の最終巻、青羽(アオバ)の夢の中に存在する島“バルバラ”の謎がついに明らかに―――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さこぽん
22
夢、カニバリズム、アレルギー、不老不死、火星、遺伝子操作のキーワードが見事に繋がった。よくこんな物語を思いついたなぁ、素晴らしい。壮大な物語だけど、父と息子の物語でもあった。ふたりの最後に思いを馳せると切なくなる。2025/03/26
天の川
11
再読。1巻から一気に読了。バルバラは眠り続ける青葉の夢の世界であり、2150年の世界でもある。ジェノサイドによってバルバラが壊される度に再構築し…夢が未来に干渉し、現実世界も修正されていく。別々の世界に住む二人のキリヤ(タカ)の存在が入れ替わってしまったことは、トキオにとって大きな喪失感を伴う結末となった。3巻までのたたみかけるようなセリフの応酬=情報量の多さは消化不良を起こしそうになりますが、その膨大な情報がどんどん収束していくスピード感が凄い。さすがです!とは言え、読み解くのは難しいです…2012/09/12
papakiti
10
これだけの話を4巻でまとめてしまうとは・・・。さすが萩尾先生ですね。もう一度読み返して脳内を整理しないとです。2013/10/17
nono
9
漫画。シリーズ完結。所々昔の「スターレッド」思い出しながら読み終わりました。最近SFあまり読んでないのでついていくのに必死(^_^;)実にスケールの大きな作品。必ずしも幸せな結末とは思わないけれど最善なんだろうな。「未来はきみらを愛しているか?」2016/03/13
EOL_st
9
一気読みしたのですが、情報量が多すぎてきちんと整理しきれていません。 地球の人間と自我とすべてがひとつになる火星の生命体、各々の親子関係、人としての年齢と知識、夢と改ざんされる記憶。 ただこれだけが気になるのですが、私達の世界は、本当に私達が知っている世界なのでしょうか。昨日食べた夕ごはん思い出せます? 2012.06.2追記:これは大人(渡会時生)からみた世界に絶望した少年と少女の物語だったのだなあ、と少し理解しました。→コメントに続く2012/05/30