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出版社内容情報
西暦2052年。“夢先案内人”の度会時夫は、ある事件から7年間眠り続ける少女・十条青羽の夢をさぐる仕事を引き受ける。<バルバラ>をキーワードに、思いがけない事実が次つぎと現れはじめ…!?
研究所の近くで青博士(=エズラ)に会ったキリヤは、彼の一族の秘密や研究データなどが入ったメモリーチップを受け取る。そして、自分が“本当のキリヤ”ではないことを知ってしまい…。近未来SFロマン衝撃の最終巻、青羽(アオバ)の夢の中に存在する島“バルバラ”の謎がついに明らかに―――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
35
一気に読了。・・・・でも感想書けない。まだ脳が溺れてる。ディディールは『銀の三角』に少し似てる?銀の三角では、結び目が解けて夢として実在したものは消滅してしまったけど、バルバラでは夢が実在に転じた?渡会の人類の過去から未来まで包含する無意識界に響き渡る強い願望と、太古の火星の生命から遺伝子の鎖にのって引き継いだ夢に干渉する力が共鳴して、未来を造り変えた?4巻の途中、話がいったんエズレに収束したときに、あれ?こんな?って思ったけど、その後ラストまでの暴走のような怒濤のような巻き返しが凄かった。傑作だと思う。2025/06/15
さこぽん
23
夢、カニバリズム、アレルギー、不老不死、火星、遺伝子操作のキーワードが見事に繋がった。よくこんな物語を思いついたなぁ、素晴らしい。壮大な物語だけど、父と息子の物語でもあった。ふたりの最後に思いを馳せると切なくなる。2025/03/26
天の川
12
再読。1巻から一気に読了。バルバラは眠り続ける青葉の夢の世界であり、2150年の世界でもある。ジェノサイドによってバルバラが壊される度に再構築し…夢が未来に干渉し、現実世界も修正されていく。別々の世界に住む二人のキリヤ(タカ)の存在が入れ替わってしまったことは、トキオにとって大きな喪失感を伴う結末となった。3巻までのたたみかけるようなセリフの応酬=情報量の多さは消化不良を起こしそうになりますが、その膨大な情報がどんどん収束していくスピード感が凄い。さすがです!とは言え、読み解くのは難しいです…2012/09/12
papakiti
11
これだけの話を4巻でまとめてしまうとは・・・。さすが萩尾先生ですね。もう一度読み返して脳内を整理しないとです。2013/10/17
nono
10
漫画。シリーズ完結。所々昔の「スターレッド」思い出しながら読み終わりました。最近SFあまり読んでないのでついていくのに必死(^_^;)実にスケールの大きな作品。必ずしも幸せな結末とは思わないけれど最善なんだろうな。「未来はきみらを愛しているか?」2016/03/13
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