サンデーＧＸコミックス 吼えろペン 〈４〉 - Ｃｏｍｉｃ ｂｏｍｂｅｒ

島本和彦

小学館（2002/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 194p／高さ 18cm
• 商品コード 9784091570246
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

決して妥協を許さない大熱血マンガ家・炎尾燃は、今日も作品のため燃えに燃えまくる。超熱血＆爆笑の、半実録マンガ家一代記。伝説の名作『燃えよペン』の魂を継ぐ勇者たちが、ここに集う！

▼第13話／必殺したいあいつ▼第14話／そしてＦＡＸ（ファクシミリ）に魂を込めた▼第15話／マンガとチャンピオンシップ▼第16話／15年目の企画▼描き下ろし特別付録「実はこうなるはずだった　アイデア敗者復活編２」●登場人物／炎尾燃（ほのお・もゆる。希代の熱血マンガ家。月間連載２本、隔週連載１本という、どこにでもいるマンガ家だが、その熱血ぶりは宇宙一）●あらすじ／「ファイヤープロジェクト　プロレス編」を執筆中の炎尾燃。息抜きにテレビのプロレス中継をつけると、リングの上では思いがけないことが起きていた。ピューマンという人気レスラーが、燃がフィクションとして描いた技を実践しているのだ。その結果、燃にはパクリマンガ家の烙印が押されてしまう。燃はマンガ家のプライドをかけて、実現不可能と思われる技を次々と考え、描いていく。だがピューマンもレスラーの意地でその技を実践していく。マンガ家とレスラーのプライドのぶつかり合いの結末は…!?（第13話）●本巻の特徴／上記「必殺したいあいつ」他、全４話を収録。「そしてＦＡＸに魂を込めた」では、最近のＦＭ放送に苦言を呈する。「マンガとチャンピオンシップ」では、燃がテレビのマンガをテーマにしたクイズ番

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[白義]

創作家なら誰もが避けて通れない影響の不安、ネタかぶりの恐怖に実作をする漫画家ならではの、すごくよく分かるあるあるネタが腑に落ちる。そんな実感的な話からどんどん話の規模と熱気がアホみたいに膨れ上がるので読んでるこちらも苦悩や葛藤を共有しながらそれを共に羽ばたかせてしまうのである。ラジオへのお便りやTVチャンピオンなど「こいつなんでも漫画のネタにする気なんだな」という貪欲さ、アイドルの漫画に姑息なアドバイスをしながらその姑息さを自ら否定する揺れ動く心など、決して炎尾が聖人でも超人でもないところが絶妙の塩梅

2015/06/23

[うさみＰ]

卵が先か、鶏が先か。元ネタの話は難しい問題。編集者云々の件はハイスコアガールを思い浮かべる。作者がラジオ番組で出たり、「実在の人物をマンガに出すのは極力避けてとおる男」と公言したりでメタな話である『そしてＦＡＸに魂を込めた』がお気に入り。。

2014/10/01

[ほしけも]

戦隊モノというのは毎回敵ロボットを倒して終わる一話完結が普通！ですが！たまに「つづく」で終わる時こそ全体のテーマに関わる重要な録り逃せないかいだったりするんですよ！！

2013/11/06

[コリエル]

ネットで一部有名な好きな作品をパクってそのまんま描けい！ の回が載っている巻。

2020/04/17

[eira440]

スポーツネタでタイムリーにネタ被りという話では、ドカベンプロ野球編の渡辺久信のノーヒットノーランを思い出さずにはいられない。後はネタ被りとは少しズレるけど、少し前の近未来SF漫画が現代を見事に言い当てているようなものとかも結構ありそう。

2015/07/10