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出版社内容情報
発見!F漫画の古典力。
名作児童文学が藤子・F・不二雄漫画として鮮やかに蘇る。講談社の学年誌をメインに活動したトキワ荘時代中期の「名作もの」を集成した第1弾。トロイの木馬作戦で有名な古代ギリシアの英雄・ユリシーズの冒険を描いた、ホーマー原作の「ユリシーズ」をはじめ、伝記物の名作「しょうねんリンカーン」、バランタインの西部劇「名犬クルーソー」、マリアットの海洋冒険譚「少年船長」の計4作を収録。
解説/里中満智子
【編集担当からのおすすめ情報】
「ユリシーズ」は1991年の『藤子不二雄ランド』以来の刊行。そのほかの3編はいままでどこにも収録されたことのない初刊行作品です。
ユリシーズ 5
しょうねんリンカーン 73
名犬クルーソー 155
少年船長 237
[巻末企画]
初出掲載誌リスト 306
特別資料室 307
あとがきにかえて 藤子・F・不二雄 315
解説 里中満智子 317
藤子・F・ 不二雄[フジコ エフ フジオ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
11
1950年代、漫画誌の別冊付録競争と、漫画=悪書というイメージを覆すべく、漫画家達はこぞって名作文学のコミカライズを手掛ける。長大な物語と深遠なテーマを、限られたページ数と子供向けにリライトするという作業は、漫画家達のテクニックを向上させ、表現手法を豊かにしていった。その中から、手塚治虫の『罪と罰』という傑作が誕生する。そんな当時に藤子・F・不二雄によって描かれた名作ものを収録した全集版『ユリシーズ』。むろん、ここでの試みが、藤子・F・不二雄ののちの傑作を生む土壌となっている。2014/02/13
ホームズ
11
『ユリシーズ』『しょうねんリンカーン』が面白かった(笑)掲載雑誌が小学校の低学年向けの雑誌ということで子供向けの内容で読みやすかった(笑)『しょうねんリンカーン』のような感じの伝記とかあれば読みやすいしいいのに(笑)2013/02/28
チューリップ
3
「ユリシーズ」「しょうねんリンカーン」「名犬クルーソー」「少年船長」の4編。雑誌の付録についていた作品らしいんだけどそれなりにページ数があって読み応えがあった。子供の頃に読むものってそんなに色々買って貰えるわけではないから1つの本を読みこんだりしてたので当時読んだ人は覚えている人多そうだなとか思った。ユリシーズとか長い話を子供向けにしつつ限られたページでまとめないといけないから改変した部分もあったりするのが巻末で語られていて苦労したんだなあと思った。2022/05/29
aiko
2
4編収録。「ユリシーズ」「名犬クルーソー」「しょうねんリンカーン」:子供時代のエピソードを丁寧に綴り大統領になった後まできちんと紹介。お父さんがジョン・ウェインに激似。 「少年船長」:短いながら高レベルの海洋冒険漫画。原作者マリアットの「ピーター・シムプル」を彷彿させる筋運びで嵐や海戦、焼き討ちがドラマチックに描かれ、スペインへ乗り込んだ士官候補生イージーをはじめ少年少女が大活躍。 原作のMr Midshipman Easyは未邦訳なので藤子先生がお読みになっていたのか、それとも出版社側からか気になる。2020/09/15
絵具巻
1
文京区立根津図書館で借りました。2017/12/30




