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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MF
231
昭和34年生まれの僕は旧シリーズを読み始めたとき14歳だった。そこから完結までの数年にさえ無常を覚えていたというのに、40年後のこの再開は奇跡との思いを禁じ得ない。神に願えるものであれば、僕の寿命から5年ばかり萩尾先生に捧げたい。2017/07/11
あきぽん
134
伝説の漫画の40年ぶりの続編。「このマンガがすごい!2018オンナ編」2位なのはこの続編自体に対しての評価と納得の、文学の香り高い傑作。70年代に何故耽美系美少年が流行ったのかは理解が出来ないけれど、そういう趣味を抜きにして今回も繊細に「生」の意味を問う。余命いくばくもない父がこの漫画の文庫を読んでいたことを思い出す。死を前にして、吸血鬼の物語に何を感じていたのだろう。2017/12/31
紫羊
125
私が小学生の時に雑誌掲載がスタートしました。以来ずっと私にとって特別な作品であり続け、コミックは手元に残っています。まさかの新作でしたが、作品の雰囲気は当時のままでした。たしかに絵の感じが変わったような気がしますが、作品全体が素晴らしいので、そのことはあまり気になりません。次の展開がありそうなのが嬉しいです。2017/07/24
nonicchi
116
「ポーの一族」を今年になって初めて通読した新参者ですが(モーさまの作品は学生時代から結構読んでいたのに何故か未読でした)、早くも続きが読めて嬉しいです。この年になって読破したせいか、絵がかわっているのは全然気にならず、往時と変わらない萩尾ワールドを堪能いたしました。第二次世界大戦末期のイギリスを舞台に、ファルカやブランカなど新しい面々と共に一族の秘密や歴史が徐々に明らかになり、続きが気になりすぎです。2021/07/16
みっちゃんondrums
101
売り切れだった春の雑誌掲載から早くも単行本化! 舞台は1944年イギリスのウェールズ、主な登場人物に、ドイツから逃れてきたユダヤ人の姉弟、厳しい時代背景もしっかり描かれる。かつ、ポーの村やキング・ポーと老ハンナの謎が少し解かれ、新しい魅力的な同族も登場し、ファンサービス満点。萩尾せんせーの物語の構成や心理描写、やっぱり凄い。しかし、話は冷たく苦い。以前より人間も一族も俗っぽい。アランが生きている。作品を読み返せば、メリーベルもアランも生き返る。この作品が全体のどの辺りに位置するのか確かめたいな。2017/07/23
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