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出版社内容情報
超訳・桜田源氏物語、完結!
「この身は
愛する人を傷つけることしかできぬのかーーー…」
花と見紛うばかりの美しき皇子・光源氏。
義母・藤壺の女御への叶わぬ想いに囚われながらも、
若紫という少女と運命の出会いを果たす。
藤壺の女御の姪だという彼女に心乱されながらも、
光は幼い少女に惹かれていく。
そして、奪い去るように若紫を手に入れた矢先、
藤壺の女御からの文が届く…
---光源氏は、一体誰を本当に愛していたのか?
千年語り継がれる歴史ロマンスを、奇才・桜田雛が新たに紐解く。
美しくも黒き「桜田源氏」の愛と陰謀を描いた、超訳・源氏物語最終巻!
【編集担当からのおすすめ情報】
光源氏の「黒」の部分に焦点を当てている本作品。
「こんな解釈もあったのか!」と、編集部にもたくさんの反響をいただきました。
最終巻は、大人気だった若紫が光源氏のために動きます。
源氏をめぐる人々の愛憎劇も必読です!
桜田 雛[サクラダ ヒナ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和夜
12
待って。私の…私の大好きな葵の上が…。待ってよ…ぇ、それだけ……?藤壷様が歪んでるのも紫が天使なのも良い。すごく良い。でもちょっと駆け足過ぎというか紫と藤壷にスポット当て過ぎというか…。もうちょっとじっくりやってくれてもよかったのよ…?最後はあんまり光は黒くなかったですね。藤壷の方が暗かった。この作品をきっかけに原作の源氏物語を読んでくれる人が増えてくれるといいな。2018/11/23
椿
11
いきなり源氏が黒くなくなってしまい、拍子抜け。藤壺の方が嫉妬してたりして…。この二人の不倫は、藤壺の方が仕掛けていた、という説もあるのかな?終わりも幸せそうだった。源氏は、不幸だというイメージなので、不思議な感じだったよ。2016/08/05
maekoo
8
レディースコミック風味闇源氏物語完結編。 原文から入り源氏物語関連書籍を300冊以上読み古跡や史跡も巡る源氏物語マニアとしてはこの様な切り口は意外性も有り好き。 他に更なる闇な創作小説も多々有るが、紫の上の素直で純真な心と言動に依って浄化されて行く屈折した光君の心の推移が美しく描かれている! 藤壺と対決する紫の上等の面白い創作や脚色も原作を昇華させていて良い! 玉鬘や若菜等の面白いエピソードは割愛されて残念ながら無いが巧く雲隠迄描いている。 巻末番外編は六条御息所! 割愛していた葵巻を凝縮して描いている!2025/04/29
MOMO
7
最終巻。葵のとの出会いにより幼い頃から慕っていた藤壺への想いに次第に変化が訪れ、光源氏がずっと探し求めていたモノを手に入れるお話。桜田源氏はとにかく絵が美しくて見惚れる。最終巻なのが凄く寂しい。光源氏の人生や愛の深さが丁寧に描かれていて愛情の本質を感じる一冊。★★★★★☆/完結2016/04/26
リズ
6
紫の上のおかげで黒源氏から白(くはないけど)源氏になった。 執事達の沈黙を先に読んでたから、優しい和巳と椿に見えたり…(´∇`A) ひたすら、「まぁ2人が幸せならいいか!」って感じでした。2018/02/25