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出版社内容情報
文明が滅び、300年が経過した日本の白虎の村に戦う宿命を背負った少女・更紗が生まれた…!! 愛と冒険のジパング伝説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せ〜ちゃん
15
★★★★★ もうダメです! 揚羽にも、浅葱にも、更紗と朱里にも、泣けて泣けてしょうがない最終巻です。 (この後番外編で2冊続くけど♪) こうして、全巻再読して2日経った今でも、更紗の為に命を懸けた揚羽のことを思い出すと、いつでも涙が溢れそうです・・・。 後半には、白の王と柊のお話と、揚羽がタタラに出会う前のお話などの「外伝」2話が収録されています。 どちらも心の痛むお話でした・・・。2014/09/10
kohaku
15
残り2冊を残して本編完結。「“結ばれる女”じゃねえってところがミソだな」揚羽、格好良すぎますあなた。浅葱の決意にも涙したけれど、「更紗に戻して」の台詞が本当に辛い。潔い終わり方だった。綺麗に終わったところで外伝が辛い。最低だ父王。2010/05/23
枯伍
14
望んだものはこんな世界といいたげな表紙が好きだ。手をつながず拳にしてるところに微妙なわだかまりか。地下で夜郎組と戦い続け最期までタタラを支え続けた揚羽。白の王と訣別し呆然とする浅葱のところに熊野組。そして赤の王とタタラの最後の決着が――。更紗の叫びに仲間の思いがこだましていいラストだった。当たらないんじゃない、当てられないんだよね。ずっと一緒にやってきたんだから。外伝はきつい話が2本。国王に引導を渡したのは印籠をもらったボケじいさんでしたとさ。むじゃきな笑みに太郎ちゃんも浮かばれるかな…2017/06/27
ぬ(ぬ)
7
本編はひとまずこの巻で完結。思い返せば無理な展開やご都合主義も少なくない作品ではあったけど、人間ドラマの濃密さやストーリーの勢い、様々なオリエンタル要素をまぜこぜにした独特の世界観(非ファンタジーでこれをやったというのがミソかも)等々、非常に魅力的な要素が詰まっており、是非多くの人に手にとってほしいと思えるような一作でしたね。とりあえず、結末にはただただ涙! そして番外編2作の放つヘヴィネスには息がつまる思い…。揚羽はホント…本作のもう一人の主人公、いやむしろ真主人公と言ってしまってよろしい存在ですなぁ。2015/01/20
チューリップ
7
本編最終回が載っている巻。ラスト2話は揚羽と蜻蛉に泣き、浅葱の涙と笑顔に泣き、タタラの心からの叫びに泣きとひたすら泣かされました。本当に見事に綺麗に終わったなあ。角じいのあえて悪役に徹するのもかっこいいし、更紗が朱理を斬ろうとする時に四道が朱理にあげて更紗に渡った植物の種が出てきたり画面構成からして勢いがあって良かった。番外編の白の王と揚羽の過去の話もどっちも良かった。でも凄くヘビーで辛い。揚羽の話の最後とか結ばれる女じゃないって所とか読んでて泣けた。2014/09/11