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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たお
8
読友さんに触発され、すっかり萩尾望都様モード。本当に1975年の作品なのか!?ＳＦ設定の中、畳み掛けるようにアクシデントが続き最後までワクワク感を失わせない。今の時代でも全く色褪せない鮮烈さは何だろう……。萩尾作品ばかり色々読み返したくなったが……とんでも無いことになるので、この『撰集全９巻』に留めておこう…。←マニアですから2012/07/03
エルナイン
6
傑作ＳＦ。宇宙船という限られた空間のなかで、将来有望な若者たちが共同生活を送る物語。招かれざる「１１人目」をめぐって、学生たちが互いに知恵を絞り合い、協力し合っていく過程は、青春漫画としても非常に楽しく読める。個人的に、学生たちが自分たちの母星にまつわる神話や伝承を語り合うシーンが好き。全体的にスリリングで、重いエピソードも少なくはないが、愛嬌のあるフロルを中心としたメインキャラクターたちのひたむきで一生懸命な姿が、いい意味で清涼剤となり、読み終わったあとに清々しい爽快感を読者に与える。2010/10/14
朱音
6
原画展に行った。「11人いる！」は最初の宇宙船に乗り込むところが展示されていた。11人と言う人数の個性の描きわけ、続編も含め人間模様の表現がすごいと思う。2009/12/21
もうめい
4
子どもの頃に大感動して、何度の読み返したはずなのに、結構忘れていてビックリ。まあ、おかげで新鮮な気持ちで楽しめましたけど。今の感覚から見れば、やはり昭和の香りがするものの、当時としてはすごく斬新だったんですよね。その時代のワクワク感を思い出すのも含めて、楽しい時間になりました。2023/04/05
紫陽花
4
学校の図書室で借りれるなんて思わなかった！最初に発表されたのはたぶんもうずいぶん前のはずだが、まったく衰えないおもしろさ。最初の世界設定の説明を読むと難しそうだ…と尻込みしてしまうがいざ読み始めると色々考えずとも楽しんで読めた。タダのフロルへのプロポーズにはきゅんとした。フロルかわいい！後半は王様と四世の国の戦争、そして四世の死。彼の死は最も切なく、そして最も美しい描写のシーンでもあった。萩尾望都さんの漫画を読むのはこれが初めてだったので、もっと多くの作品に触れてみたいと思った。2016/01/27
