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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せ~や
42
新刊に向けて再読。子どもの貧困編。「親ガチャ」という言葉があるけど、「子ガチャ」だってあるんじゃないんだろうか?親も子も、どちらも何も選べないよ。過去の努力が未来の選択肢に繋がる。ただ、目の前にある「今」は事故や死別、不況などで誰だって簡単に消えてしまうかもしれないので、「今日の(貧困の)私は、明日のあなたかもれない」という台詞は重たい。何を恥として、何を迷惑とするのだろう?そんな問いかけも、きっと当事者ではない第三者の言葉なんだろうな。「家族」って言葉は、時々、呪いのように思えてしまう。☆3.52022/01/17
せ~や
40
子ども貧困編スタート。親になった身としては、明日は我が身では?と思えて、なんだか怖くなってしまいました。必ずしも貧困=環境とか思わないけど、努力不足ではないともなかなか言い切れないように思う。友人から、『貧困の連鎖は、親が子どもに「勉強する」事の意味を伝えられない事が原因だそうだ』と言われた事が、頭から離れない。勉強する事で得られる将来の選択肢や自由、出会える人の違い、自分が何をしたいのか?…環境はどうあれ、親や大人が子どもに勉強や努力の意味を粘り強く伝えられるかどうかなのではないかな?と思う。☆3.52020/07/02
Die-Go
30
子どもの貧困について。児童相談所を異動することになった健太。やり方が違う中でもあくまで健太スタイルを貫く。 そんな中で出会った一家庭。そこは父親が必死で子ども二人を育てていたが、息子のアルバイトに頼らざるを得ず、その息子は思うような高校生活を送れていなかった。さてさてどうなる? ★★★★☆2022/01/30
かなっち
6
健太の異動と、子供の貧困編でした。健太の異動はやり過ぎて飛ばされたのかと心配しましたが、望まれてとのことなので安心しました。貧困問題は以前からよく聞いていたことですが、あるのが当たり前の今の時代では虐めに繋がるのは予想できることですね。学力が低いことや犯罪に走ることも、余裕がない親の元だと愛情もかけられずにそうなっちゃうでしょうし。この物語のお父さんも、頑張ってただけに胸が痛かったです。せめて望んだ学習はできるような、社会になってほしいと思います。2021/04/14
すぱちゃん@しばらく低浮上になりますが、元気です
6
今回の巻は、子供の貧困問題について描かれてました。主人公は、貧困の為仕事をしながら高校に通っている青年に、どんな環境に生まれたって、夢や希望を持って、目を輝かせながら日々を生きて欲しいと望んでいる、と語りかけます。一瞬、綺麗ごとのようにも感じますが、これって大事なことかと思います。巻末の解説でも、子供たちは希望を食べて生きるのだ、とあります。子供は親を選べないので、いろいろ理不尽に感じている少年少女がいると思いますが、夢と希望だけは持って生きて欲しいと思いました。2019/06/25