出版社内容情報
小学校の「ほめほめ」言葉の指導法が1冊に
ノート指導、板書・発問指導、しつけと、京都女子大学附属小学校は今、小学校現場で確実にブームになっている。
「国語力は人間力」をテーマに、教師が一団になって子どもたちに国語力を身につけさせている中で、子どもたちの言語活動では、とくに教師の言葉掛けが大変重要になっている。なかでも、「ほめる」という指導行為は、教師の人間力が「言葉」によって試される、小学校の指導のなかでも一番重要な指導技術である。
本書は、京女式の言葉掛けを授業中や学校生活の場面ごとに紹介しながら、子どもたちの自立や自信を育てるために有効な教師の言葉掛けの数々を、見開きに1つのほめ言葉で、ほめほめポイントや応用ポイントを加えて具体的に紹介します。
ビジュアル的にも、学校風景の写真やイラスト・カットを交え、小学校の教師にどの場面でどのような「ほめる」言葉をかけてらよいかを、よりわかりやすく解説する一冊になるでしょう。
子どもの自尊心、自己有用感、自己肯定感、やる気を育て、元気と勇気と希望のキーワードです。
【編集担当からのおすすめ情報】
ノート指導の改革からはじまった京女式が、「ほめほめ言葉」で1冊にまとまりました。若い先生には、とくにお薦めです。ベテラン教師にも日々の子どもたちへの「言葉掛け」をもう一度考える、ヒントになるでしょう。
はじめに
◎授業中
発言のよさに注目して 6
美しいノートに対して 8
丁寧な言葉を使ったとき 10
よい考えに対して 12
友達の発言をよく聞いているとき 14
「できましたか。」「はい。」に対して 16
みんなが発言しないとき、最初の発表に対して 18
学習感想 20
国語の勉強をしたとき 22
充実した学習の後 24
自分の決めた事をやり遂げたとき 26
音読に対して 27
音読で手をあげたとき 28
発言のよさに対して 29
普段、小さい声の子に対して 30
◎水泳の授業中
指示されることが多かった子が、初めて「お願いします。」と
言えたとき 31
◎自習中
生徒指導の対応で、授業開始時刻に教室へ行けなかったとき 32
◎学校生活の場面
国語の時間に勉強した通りにお話ができたとき 33
連絡中に対して 34
整理整頓のとき 36
正直に話したとき 38
宿題を忘れてきたとき 39
軽いけがをしたとき 40
完成の喜びに浸っているとき 41
転んだ子が起き上がったとき 42
入っては行けない部屋へ入ったり、
触れてはいけない道具に触れたとき 43
◎学校のいろいろな場面
答えが見つからず、「わからないので、教えてください。」と
言ったとき 44
クラスの意見をまとめたとき 46
◎友達との関係
トラブルに対して 47
トラブルが解決した下校時 48
トラブルの仲直り後 49
◎課題を乗り越える場面
テストの成績がよくなかったとき 50
鉄棒ができないとき 52
新しいことに挑戦したけれども・・・ 54
ほめる極意 56
学年別 子どもが伸びる上手なほめ方
低学年のほめるポイント 58
中学年のほめるポイント 60
高学年のほめるポイント 62