出版社内容情報
鯖のなれずし、蟹味噌、岩海苔…。全国各地に残る伝統食を、収穫から加工までをつぶさに記録。食生活の不安が話題になる昨今、われわれの祖先が食べ続けてきた伝統食は、ひとつの答えを提示してくれるはずです。これはまさに「食の宝庫」。全38品取り寄せ情報付き。
「旬」の新鮮な素材を、古来の知恵と伝統の手法で加工すると、夏の暑さや寒の厳しさ、微生物の営みなど、自然の力を得て生まれ変わり、「もうひとつの旬」を迎えます。 本書は雑誌サライに好評連載された『もうひとつの旬』を再編集したムックです。本来の味がさまざまな添加物などによって忘れられつつある今日、昔ながらの伝統的な製法に則って作られた手塩の味を伝えたいと思いました。また食の安全性が問題視されるなか、伝統食はひとつの答えを示してくれます。 先人が選りすぐって、現代に届けてくれた食物には、知恵と滋味があります。食に携わるすべてのプロと、プロを目指す方たちにぜひご覧いただきたい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
おお!このシリーズで「極上食材図鑑」があり、そちらは2冊愛蔵しているんですが、こちらは初めて読みました。知らない食べ物がいっぱいで大興奮。松皮餅なんて聞いたこともありませんでしたが、作っている写真にうっとり。そしてお値段の安さに呆然。ばっきゃ味噌…ああばっけね、と読み始めてこちらもまた呆然。花を捨てる!?も、もったいない!そういえば北上の友人が、つくしを採集してる私を見て「それは山菜ではなくて雑草でしょ」とかぬかしたんですが、まったくもう、食材が豊かな場所の人たちって…!2023/01/09
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