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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
44
【誰かを裁こうとするとき、人は、自分も許されていることを忘れている】「解離性障害」編完結。続いて「アンガーマネジメント」編。建築会社課長・昭川(50歳)は、長年激務と上司の厳しい指導に耐え続けたサラリーマン。時代が変わる中、生意気な若手の言動につい苛立ち怒鳴ってしまうが……。弱井は言う。<アンガーマネジメントの目的は、怒らなくなることではなく、不完全な自分を認め、自分とは異なる誰かを受け入れること/怒る必要がある時は上手に怒り、不要な怒りのパターンからは自力で抜け出す>。それが自信の積み重ねになる、と。⇒2024/05/30
なっぱaaua
44
やっぱりタメになる。前半は解離性同一性障害の話。ここ迄交替人格が出てくる事に驚いた。それを理解してくれるパートナーの存在は素敵。交替人格にそれぞれ個性があって、得意なところを任せるケースもあるのか。後半はアンガーマネジメント。自分の若い頃はそこら中で怒声が飛んでいたもんだ。昭和の価値観がベースにあったことは間違いない。べき、はず、常識。時代と共に考えは変わる。自分も若い頃は怒りがちだったがいろいろな趣味・活動を通じて多くの方に関わることで怒らなくなってきたかな。多様性、いまのおじさんこそこのテーマが大事。2023/11/23
空のかなた
21
今回は解離性同一障害とアンガーマネージメント。どちらもケーススタディに基づいているのか、漫画を超えた密度。多重人格を「統一」しながら治療するのではなく、個々の人格を交流(意思疎通)させながら、お互いの存在を知ってもらうという治療法を紹介している。また後半は、昭和サラリーマンのパワハラに近い恫喝。怒りは連鎖するだけではなく、その場を収めるため安易に謝罪することも、怒っている相手を肯定してしまい、自分は正しかったと歪みを生じさせるので×。コアビリーフを軸にしたアンガーマネージメントは大変参考になった。2024/01/25
水渕成分@小説家になろうカクヨム
16
課長がパワハラの指導を受け、精神科に行くだけ、この組織はしっかりしてます。多くは怒鳴られた方が泣き寝入りするだけで終わったりします。2023/11/23
じょうこ
14
今回のテーマは「アンガーマネジメント」。解決編は次巻をお楽しみに~だったら、怒っちゃうよ(笑)と思っていたら、本巻内で完結して、怒らなくてすみました。「つい怒ってしまう」のはその人の性格だけでなく、生育歴等もからむ。そういった背景もふくめ、奥深く、描き出されている。ハウツー本ではなく、漫画だからこそできることだと思う。私のリクエストは、女性編もつくってほしいなあ~!です。(本書は男性編というわけではないけれど、主人公がビジネスマン=上役=男性なので)2023/12/17