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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
31
プラトンと「プロレス」を演じ、大成功を収めたデメトリオス。荒廃した故郷トリトニアでも「プロレス」を見せて、観客を熱狂させる。が、村人へのプロレス興業協力要請には拒絶される。そこでまた日本へ行き“歌舞伎”を学ぶ――。前回の中村勘九郎との対談は、この巻の取材も兼ねたのでしょうかね。そして、今巻の巻末対談相手は、羽海野チカ先生。世界を飛び回る著者に対し、インドア派の『3月のライオン』著者は、タイプが違うようでいて驚くほど呼吸が合い、プライベートで交流があり、本作スタート直前に二人で香港旅行をする仲とのこと。 ⇒2021/11/20
こも 旧柏バカ一代
29
今回は運動会に失敗した主人公の村を救うため考案したのが、プロレスを興行にして村を再建させること。でも、不信感を募らせてる村人は痛いから嫌だという。それに悩んでいたらカミナリがwww好きだこの強引さが好きだww現代日本の歌舞伎の舞台にお邪魔して教授の孫がいて、歌舞伎の演目はヘラクレス。歌舞伎を自身の村に持って帰りたいと言う主人公は村歌舞伎を学びに田舎に、、そこで魅せられる人間模様。やばい最後は泣きそうになった。2021/05/02
Roko
24
田舎の村おこしが上手く行かないのって何故なのでしょうね。その時は盛り上がっても、終わった後にいらない箱物が残ってしまったらしょうがないのに、よそで起きている反省を参考にできないのは、自分の所だけは大丈夫という驕りがあるからなのかしら。 再び日本にやってきたデメトリオスは歌舞伎と出会って大ショック!こんな風にいろんなことを取り入れて舞台を作るのは楽しいなと思うのです。勘九郎さんが紹介してくれた農村歌舞伎のお話もいいなぁ。2023/04/25
ふわりん
11
前作がちょっと中弛みのような感があったけど今回のデメトリウスはどうかなと読み始めた。久しぶりに故郷に帰り現状打開に案を巡らせてると、そうそう、またまた現代の東京にワープする。そこから歌舞伎に話が移り、家族の問題から村の存続問題まで飛びまくる。デメトリウスは現代では傍観者だけど、故郷の復活に向けたヒントをたくさん見つけていたから次回はウンと活躍するに違いない。歌舞伎のあの迫力を上手く漫画で表現したヤマザキさんの実力は素晴らしいと思う。巻末の羽海野チカさんとの対談がこれまた面白くて一冊で読みたいくらいだった。2025/07/17
ぴっちゃん
6
古代ギリシャでプロレスの興行を打ってみようとするデメトリオスだったが・・・ このコミックもきっと昨年TOKYO2020が開催される前提で連載が始まったんだろうなと思うのだけど、それとは離れた物語になってきて、それがかえって良いような気はします。歌舞伎&農村歌舞伎で演じられるヘラクレスが面白い。少年の描き方も良かった2021/05/04