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出版社内容情報
「私たちは、本当の家族じゃない」。三條一里がメストレに出逢ったことに呼応するように、次々と明らかになる、彼女の残酷な現実。自由を求めて伸ばしたその手は、果たして光に届くのだろうか――。家族、絆、暴力、陰謀、愛…奴隷貿易と圧政の血塗られた歴史に彩られた舞闘技「カポエイラ」、その陰惨な暗闇が、彼女を強く、切なく、成長させる。慟哭と相克の第2巻。
迫 稔雄[サコ トシオ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流之助
12
いっちの生い立ちと置かれた状況が分かると、そこには自由と引替えの抜き差しならない不自由が待ち受けていた。ギャングなんて普通に日本に暮らしている私にとっては現実の存在とすら思えないほど乖離した存在だけど、それでもいっちにとっては事実だし、両親は血の繋がりが無くても育て守り続けてくれたあの2人なのだから選ぶしかない。それにしても、急展開。2019/10/31
kubottar
12
最初期のポニョみたいな顔が伏線だったことがわかります。そうですね、彼女の人生は今から始まるんですね。2019/01/29
わち ⊱^>ω<^⊰ฅ
9
ブラジル怖い((( ;゚Д゚))) ここまででプロローグを終えた感じ。 カポエイラが醍醐味なのだけど…それを抜きにした話の展開が気になる。2019/01/26
エリオちゃん
5
巻末ルポ漫画がシャレにならない。2019/02/03
紫雲寺 篝
5
「あいつから 奪っとるだけや… ワシはニセモノや 親やない」「私はあの夜見たよ 困惑と怒りと深い愛情を 親と子を」「二人はこの日 君の指1本のために 人生を棄てた」楽しい日々の中に危険は潜む。一里がカポエイラに惹かれていく中、父はメストレへ勝負を挑む。一里が望むのは両親からの拘束から抜け出した「自由」。その先に一里が手にしたのは「不自由」だった……。一里の出生、家族の違和感の正体が明かされた2巻。どうでも良い脱線した話を長々と続けていると見せかけて、唐突に父親の胸の刻印が見えるシーンで一気に転調した。2019/01/19