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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流之助
16
十三がなんで女体への羞恥心を必要以上に強く持っているのか、可愛いからキャラクター的に面白いけどここまで来ると気になってくる。自分がしてきたこと、その取り返しのつかなさに絶望させられる。悪いのは世界ではなくて自分だと真に思ったとき。それが孤独であり世界からの隔絶なのかなぁ。ペッパーもなんか可哀想よね。2020/01/16
Bo-he-mian
12
ドイツのライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督が映画『第三世代』('79)で、「テロまでもが資本主義を富ませ守るための道具として利用されるようになってしまった現代社会」を痛烈に皮肉っているのだが、本作を読んで、そこまで鋭く突っ込んだ話になって来たのにちょっと驚いた。機械化人間たちが繰り広げる、インフレ気味のバトルアクション漫画はいくらでもあるだろうが、本作が面白いのはそうした荒唐無稽な中二病描写に頼るだけの諸作と違い、物語の骨子がしっかりしている点で、そのキーワードはやはり「ハードボイルド」なのだ。2019/09/29
にぃと
6
登録埋め。 初読の時は間が空いたのと前巻の引きからこの巻の最初までの時系列がよくわかってなかったのもあり、ストーリー理解しきれてなかったが、改めて読んでようやくわかってきた。 スピッツベルゲンのボスと対峙し、自らにハルモニエをかける鉄朗、再度セブンとGSU同士の対決をする十三とふたりそれぞれの戦闘。そして十三が同族殺しとなった過去を知った鉄朗との対話を通して強まる絆。この辺セブンとペッパーというもう1組のペアとの対比が印象的。そして十三の局地戦用弾劾形態が登場。こういうのすごく好き。2022/05/07
よし
2
「拡張者」というサイボーグがあふれる世界で処理屋「乾 十三」が活躍する物語第6弾。スピッツベルゲンの首領も斃れ、ベリューレン社の手先でありながら街中を巻き込みながら暴れまわるペッパーとセブン。十三をはじめ、それぞれ凄惨な過去が明らかになりながら、戦闘の場面が続く巻でした。鉄郎が持つ力によって十三の秘められた能力が次々と現れるところが、このシリーズの魅力の一つかもしれません。2019/11/05
KanjiEater
1
★★★+2022/12/19