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出版社内容情報
ローマ侵攻を目論むハンニバルの前に猛将・マルケルスが立ちはだかる。「ローマの剣」と呼ばれ、精鋭を率いるマルケルスの前に膠着状態に陥っていたハンニバルはそこに一計を案じる…。一方、イベリア半島でスキピオと戦っていたハッシュは独自の行動に出るのだが、そこには思わぬ事態が待っていた…。
カガノ ミハチ[カガノミハチ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マリリン
21
ハンニバルの本拠地を攻め落とすスキピオ。劣勢かと思ったハンニバルは敵将マルケルスの謀殺を企てる。自らの命を犠牲にしても、マルケスルが守りたかったローマを担うであろう若いスキピオとガイウス。逆風を受けていたハンニバル軍の勢いが変わったかにみえたが、実弟ハッシュの首が…。ハンニバルの決意で戦局はどう変わるのか。本書の中に登場する言葉「アルプス越え」。『「世界の英雄」がよくわかる本 』『アルプスを越えた象―ハンニバルの進攻』を読んだ事が、本書を読むきっかけとなった。2019/04/10
ぐっちー
18
ローマ側 マルケルス、カルタゴ側 ハッシュ。それぞれがどう死んでいったか。相手の心理を読み、冷静且つ巧妙に。そして堂々と胸を張る。どちらの陣営の将官にもグッとくる。人材不足のハンニバルが、次にどう出るか。ところがスキピオがヤバそうだ。あとがきにある、何故ローマに優秀な人材が次々出たのかというのは、ずっと言われ続けてることだが、今の日本は真逆だよね。空気を読んだり、縮みこんでやり過ごすことばかり巧みな社会じゃ、新たな物は生まれないよね。2016/10/02
getsuki
11
ネロの執念がハッシュを捕らえた。双方の思惑、駆け引き、戦況が目まぐるしく変わり、圧倒される。戦況を変えるのはほんの些細なことなのだと、この一戦は我々に教えてくれる。ハッシュの書状がもしハンニバルに渡っていたら……と思うと、ねぇ。2016/09/28
さとみん
8
こうなると泥沼としか言えない。これだけ長期間の戦争を支えられる国力があることに感心するが。ところで帯でネタバレするのは「歴史物だしみんな知ってるよね」ということですか。。。2016/09/16
玉野ゆうき
5
あとがきでローマとカルタゴの差が語られていますが、人材の層の差は国家の仕組みの差なんですね。マルケルスとハッシュ、どちらも有能で惜しい人材ですがダメージはカルタゴ側の方が大きい様だ。2017/02/19