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出版社内容情報
若村が厳しい指摘を受けた夜が明け、試験6日目開始! 若村隊はヒュースの知識で分担課題を順調に進めていく。一方、諏訪隊は修による負担の少ない作戦でこの日の特殊シミュレーション演習に挑むが――!?
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
17
☆ 近界への遠征メンバーの選抜試験が続く29巻。近界へ移動する遠征艇での生活を想定した閉鎖環境試験と、長時間戦闘試験の始まりが描かれます。内容はいつもの様に濃厚で、組織のあり方、リーダーシップ、フォロワーシップ、審査する側の視点、各隊員の成長など、様々な内容が描かれます。深い。カバーを外したら意味のわからない、狂気を感じる笑いの世界が広がっています。これはこれで凄い。これだけの大人数を描き分け、それぞれの考え方に従って登場人物を動かし、複雑な物語を作り上げる作者の努力と才能に圧倒されます。オススメ。2025/12/05
金目
10
7日間の閉鎖環境試験も終了。ハナから臨時部隊でやるべきことを見据えていた諏訪や二宮みたいなのもいれば、ずっと振り回されてる若宮や水上みたいのもいる。扉壊そうていった太一がゾンビ映画で最初に人殺す人の目してたw 戦闘シミュは先の先まで対策した村上隊に軍配。小夜子と隠岐は意外な情報も飛び出した。なんだかんだで子供らに期待している城戸司令のことを、分かる人はちゃんと分かってる。香取ちゃんはめんどくさ良い子。菊地原は本来なら発生しないコミュニケーションでいろいろ頑張ったんじゃないかな。補充要員の活躍楽しみ2025/12/07
ぷほは
9
大規模な人数を支配し運用するための技術の集積が官僚制という社会制度である。近代の組織は大まかにはこれによって存立する。家産官僚制や教権官僚制と異なる、合法的支配に基づく近代の官僚制は、制定法の順守を最大限に優先する「法重視」と、制定法を最低限に踏まえる「規律重視」の類型がある。また、制定された法の外部に属する例外事例に対処する自由裁量の権限を、組織の長に統一するか、各階層に分配するかで「主権的」か「ディスクレート的」かも分けられる。それぞれの臨時部隊がこれら2軸4類型のどこに当てはまるか考えるのも楽しい。2025/12/06
白火
8
小夜子ちゃんのSE面白いなー…と思ったが小学生時代のエピソードが事故過ぎる。トラウマを払拭するのは大変だろうが、この後ボーダーに報告することで生かしていく方向に上手くいけるといいんだけど…。2025/12/04
beniko
7
特殊シミュレーション演習続き~最終。よくぞこんなにも多彩な試験を思いつくものだ。試験に挑む隊員たちもすごいけど、それを見守り評価するA級隊員たちもすごいし、問題を考えた人たちもすごい。28巻の後半、若村がヒュースに自身の根幹に関わる部分の助言を乞い、ヒュースも誠実にそれに応えたシーンの、正しく続きとしての29巻だった。一人ひとり癖も強いし性格も様々ですが、欠点だけの人もいないし長所だけの人もいないんだよね…とキャラ全員に愛情がわいた。素晴らしすぎる。特にヒュース。衝撃を受ける若村に対して、+2025/12/06




