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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ文学
7
まず表紙を見てくれ。これジャンプ漫画の表紙なんだぜ?ビックリだろ? 画面が白く空白が多い。何を描くかでなく何を描かないかという表現法で、空白を読者の感性で満たすことが求められる作品。すごく文学的だと思う。内容は思春期のあまずっぱい初恋を扱っていて、おそらく2000年代初頭の中学生が主人公。で、題名が『夏の終点』。未来はすでに確定済み。もうこれだけで切なさ爆発。この味わい深さよ。ジャンプラにこんな作品があるとはねぇ…。もちろんキッズにも読んでほしいが、大人の方がこの味わいは共感できるだろう。 2024/03/04
s_s
5
青年期のもどかしい人間関係に焦点を当てた、巧みな余白の使い方が印象的な作品。レーベルを隠されてしまったらどこの出版社から刊行されたものか、まず当てられないだろう。「月刊コミックビーム」とか「トーチweb」とかで連載されていそうな面構えをした表紙で、良い意味で集英社らしくない。内容としては、日曜日の図書室、殆ど無言の遊園地など、台詞少なめで、静かで大人しく繊細な物語になっている。つまりとても好みの部類。この余白や余韻を物足りなく感じる方もいそうではあるが、それはともかく物語が短くまとまりそうなのも高評価。。2024/03/19
乗合自転車
4
表紙に登場人物を描かないとか半透明の帯にいくえみ綾先生の推薦文とかジャンプ+コミックスとしては恐ろしく攻めている。台詞少なめで絵もシンプル。それらが本作で紡がれている儚く美しい物語にすごくマッチしている。2024/03/22
たけのこ
2
おーこれがジャンプラですか懐広いなー。少女の恋の物語なのですが感じとしてはガロとかIKKIとかあの辺でやってそう。恋愛ものだけあってひと昔前の少女マンガっぽさも。といっても紙面の雰囲気がそうっていうだけで難解でもないし、むしろかなりスッキリしたハイブリット加減です。2024/03/15
蝉、ミーン ミーン 眠ス
2
この本編からのケンちゃんって誰だろはずるいしめちゃくちゃ笑ってしまった。2024/03/05
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