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出版社内容情報
泰家が明かした帝殺しの計画を受けて脱出経路を調べる時行は、偶然にも軍神・楠木正成と邂逅する。帝の側近である彼から逃げの極意を学び取るため時行は単身、楠木邸に足を踏み入れる! さらに、足利尊氏に接近できる最大のチャンスが到来! 時行たちは吹雪が考案した策の下、尊氏暗殺計画を決行する…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
70
「ライバルがずっとオッサンなただ1つの少年漫画」(まあ時代が時代だし)いや、この巻じゃ出番少ないけどそのオッサンの貞宗推してるんだけど。「変態の思い出ばっか!!」うん、松井先生だし。後変顔の思い出ばっか!!(・・・とりあえずゲンバよ、それを現代日本でも変態というのだ)。尊氏の化け物ばかりに目が行くけど他のもなかなかの化け物だぞ!時行の無念もそうだけど、彼の改心も良いシーンで(だからこそ辛さが引き立つ)変態以外の松井先生の画力の向上もやばい。さあ、迎え戦へ。のっけから危機だがな!2022/08/12
ネギっ子gen
57
京周辺で評判は散々で、特に武士達が不満だらけで、「帝は無駄に能力が高すぎる。だから凡人や無能の気持ちがわからないし、全部一人で決めたがる。せめて一人、帝と民の両方を理解できる賢臣がいれば、帝は真の英雄になれていただろう」と言われている後醍醐天皇。その帝の暗殺計画を時行たちは知らされるが、帝殺しはシャレにならない大罪。西園寺公なぞは、「もともと鎌倉は今の帝を正式な即位を認めておらぬ。偽の帝を亡き者にしても大逆には当たらん」と言い放つが、軍師・吹雪は「帝殺しは最大の悪手」と――。あの軍神・楠木正成に邂逅! ⇒2022/09/24
こら
47
今話題のおっさんがやたらカッコいい少年漫画最新刊!そして、ついについに大楠公こと楠木正成登場!これは前巻以上の大波乱の予感ッ!ドリームチームが揃った所で、物語は遂に中先代の乱へ…でも、最初捨てキャラの外道と思っていた瘴奸の葛藤をこんなに描かれると、胸がキュッとなる。フラグ立っちゃってるけど、女の子との約束絶対守って欲しいよ、優しい地頭様…2022/08/24
わたー
27
★★★★★日本史上最高の軍事的天才である楠木正成との出会い。彼もまた「逃げ」に一家言ある、クセとアクの強いキャラクターをしていて非常に興味深い。また、彼との出会いを通じて、怨敵、足利尊氏の暗殺を決行するも、尊氏のバケモノじみた強さを前に撤退を余儀なくされる。この屈辱が時行の成長の糧になれば良いのだが…2022/08/09
りー
27
京へ出た主人公一行は、様々な出会い(様々すぎるだろう!)と出会って一回り成長をする。ここまで見事に尊氏の化け物サイコパスを表現した小説は無かったよね!と思っていたら、楠木正成の表現もなかなかのもので、笑いました。いよいよ中先代の乱が幕を開けました。2022/08/06
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