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出版社内容情報
老人ホームでの享二の営業に同行し、前座を演ることになった朱音。相手の喜ぶ落語をするために朱音が出した答えとは――!? その後、朱音は学生向けの落語大会が開催されること、そしてその審査員長を阿良川一生が務めることを知る。大会出場を切望する朱音は師匠の志ぐまからある条件を出され…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
54
第三者が他者の夢であり進む道を案じ応援する気持ちにはある種の尊敬もあると思う。だから友人ジャンボの(まさかの!)、そしてこの巻で先生が朱音の理解者であり応援者となっていく(そして、ジャンボがなっていった)過程が丁寧。そしてこの後の「寺子屋」こぐま兄さんの落語への姿勢の描き方と合わせて骨子のしっかりさと表現で魅せてくれる。2022/08/09
のれん
16
兄弟子たちが良い味だしてますね。 それぞれ個性があって、かつ自分なりの背中で妹弟子を成長させている。もちろんあかね自身も非常に精力的で周囲の人間をその熱意と努力で認めさせていく。 クラスメイトの成長っぷりには笑った。こういう小ネタを綺麗に使っていくのは丁寧な構成と言える。 そしてジャンプらしく、開始早々ラスボスと邂逅する大会にも出場で実に飽きさせない。 寿限無など知ってそうなお題には、素人でも惹きつける知識など落語の楽しみ方も徐々に広げている。伝統芸能紹介漫画。NHK教育あたりが拾ってくれないだろうか?2022/08/06
JACK
15
☆ 元落語家の父を持つ高校生の朱音は、阿良川志ぐまに弟子入りして修行中の身。兄弟子たちの高座を観て学び、様々な経験をして腕を磨いた朱音は、父を破門にした因縁の相手、阿良川一生が審査委員長を務めるアマチュアの落語大会に出場することに。兄弟子たちの性格の多様さやそれぞれの落語の違い、熱くて痛快な展開が読んでいて楽しい。落語の面白さや難しさがちゃんと伝わってきます。ちゃんとジャンプの少年マンガになっているのも凄い。2022/09/27
ぐっち
14
あかねの弟子入り、兄弟子たち、進路相談、学生落語大会。勢いがあって面白い~。2023/02/25
さとみん
14
優等生的な展開という印象も受けた2巻。それでも第1話のあの子のその後が見れたり、ラスボス的な阿良川一生の必死さを垣間見れたのが嬉しい。そして「人間らしさってのはいつの時代も変わらねぇもんさ」には頷くばかり。そうした人間の本質を語るのが落語の面白さだと思う。さて可楽杯どうなることやら。2022/08/07
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