ヤングジャンプコミックスＧＪ 黄門さま～助さんの憂鬱～ 〈１〉

徳弘正也

集英社（2014/02発売）

• サイズ コミック判／ページ数 204p／高さ 19cm
• 商品コード 9784088797472
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

水戸光圀の諸国漫遊世直し旅…。しかし、その実態は格さん、助さん、くノ一がたくさん命を落としている危険な旅だった!! 貧乏侍の井上進ノ助は、貧乏から脱却しようと水戸藩の剣術指南役の仕官試験に飛びつくが、それは、死んだ“助さん"に代わる、次の“助さん"を決める試験で…!? 光圀公の指示の許、残虐な試験が始まる!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[りんりん]

つい買っちゃった。水戸光圀の諸国世直しの旅は危険な旅で、幾人もの助さん格さんが命を落とす中、また新たな助さんの募集が…というお話。「ジャングルの王者ターちゃん」の作者だから、性的描写はあからさまだったよ。ちょっとだけ反省する。

2017/08/24

[fumikaze]

下ネタをもう少し減らしてくれないかといつも思う。これだと電車の中で読むのが気が引ける。ストーリーはいつもの著者らしくて楽しく読める。

2014/08/05

[roatsu]

流行りのブラック企業をキーワードにあの黄門様ご一行も実は…という面白い切り口の時代劇。仕事の知り合いが裏方として携わっていて早速どれどれと。徳弘さんらしい力の抜ける笑いとそうでない緊迫感の同居はさすが。健気な主人公に幸あれと願わずにいられません。本番になっていく2巻以降も楽しみ。

2014/03/07

[臓物ちゃん]

町田康の『逆水戸』思い出した。ギャグ漫画というより、下ネタを過剰にスパイスとして入れたストーリー漫画という感じ。しかしタイムスリップしたり女体化したりしてないぶん、最近のものよりずっと正統な時代ものなのでなかなか面白い。続きが気になるけど『ふぐマン』も読みたくなってきた。

2015/06/17

[ごみくず]

★5.冒頭からエグい。かの名君水戸光圀が隠居後サイコパスな老害暴君になっており、飽きたらノリで始末される助格と出鼻から衝撃的で光圀のクズぶりに唖然となる。3代目助さんの主人公は18歳の浪人、井上進ノ助。父は小田原藩の剣術指南だったが道場破りに負け切腹し浪人となる。今は老母と江戸の長屋で貧乏暮らしをしているが剣の腕前は超人級。そこに水戸藩の剣術指南の求人を見、採用試験を受けにいく。ギャグ漫画だが当時の江戸の状況もきちんと調べてあり屁理屈や蘊蓄をこね過ぎない様に上手く描いてある。人間の残酷な本性描写が上手い

2019/03/08