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出版社内容情報
戸川、野宮、高橋の3人の男達が、それぞれの現実にブチ当たり、前に進もうとするが…。「歩けなくなった」という現状を受け入れられず、もどかしい自分に絶望し、果ては自傷行為に至る高橋に一筋の光は、見えるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
65
高橋久信、18歳。現在、交通事故による脊髄損傷で入院、リハビリ中。歩けないことの絶望を知る。バスケの仲間が来ても、相手を挑発するだけ。風呂に入るとき、お湯の熱さがないときの絶望に臨場感があった。リアルに現実を考えさせられ、父親に会う。父親の思い出も8年も経てば美化され、生きる希望を無くす。高橋の絶望がリアルすぎて読んでるこちらが辛くなる。野宮はハゲになり、高橋と不器用に向き合う。夏美に何ができるのか?俺は何ができるんだ?生きることとは何なのか。この子ならきっと乗り越えられる。未来の明日を信じれるのか。2019/02/12
あきぽん
49
何でも出来てモテモテのカースト上位で、嫌な奴だった高橋くん。事故で歩けなくなり「底辺」になったという絶望の中、かつて自分が底辺と下げずんでいたヤンキーの野宮や本城の、本当の優しさを知ります。そして他の優しい大人たちも、読者である私たちも、高橋くんの再起と成長を応援します。2024/09/03
Die-Go
36
高橋久信は絶望的な思いに囚われてしまっている。最低ランクにいる自分を受け入れることができない。しかし野宮はそんなことはお構い無く対等にぶつかってくる。そして、久信は子どもの頃のバスケのコーチとの再会を果たす。これは転機になるのか?★★★★☆ 2022/04/26
wata
36
野宮の再生計画~更正への道~を実行する姿がいじましくもあり馬鹿らしくもあり(^^;スキンヘッドはどうみても…。高橋君はまだ18歳かぁ。人生これからなんだよね。2015/01/31
まーちゃん
36
リハビリする夏美の姿を見て、野宮は人の一生をすっかり変えてしまったことに打ちのめされていた。マシな人間になりてぇよ!野宮の、自分の道を探す旅が始まる。高橋に謝罪に行った野宮は、そこで高橋の現状を知る。離婚した父、再会したバスケのコーチ。「越えられない試練は与えられない」コーチは昔そう言って父を無くし泣いていた少年の高橋を励ましてくれた。道を求め彷徨う野宮。タイガース内部の不協和音。ランク付けの呪縛から逃れられない高橋だが、これまで知らなかったタイプの人たちとの関わりの中で、少しずつ何かが変わり始めていた。2014/07/11