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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
karatte
19
もしも過疎集落が地域振興の一環として着手した祭りの復活がとんでもない悪手だったら……な「闇の客人」、「花咲爺論序説」「幻の木」の続編「川上より来たりて」、引き続き登場の天木兄妹が大活躍、トラブルメーカーながら憎めないキャラの橘(ここで見納めっぽいけど)も出てくる、全三話からなる壮大なスケールの「天孫降臨」と、どれも読みどころは多いが、ド派手なアクション大作よりもホラータッチな民俗伝奇に心惹かれる自分には、最後の「天神さま」が猛烈に面白かった。わらべうた怖い。あと沢口と先輩はさっさとくっつきなさい。2023/09/11
フリスビー
13
文学を超えたマンガは? と問われたら間違いなく本シリーズを挙げます。メインである「天孫降臨」は、スケールの大きさは流石ですが、ちょっと難解で素直に楽しめませんでした。観光のために祭りを歪めてしまったために起こる惨劇「闇の客人」や、通りゃんせと神隠しの謎を描いた「天神さま」がひじょうに深遠で怖く、楽しめました。永久保存版です。2013/05/15
Kouro-hou
8
相変わらず稗田先生は年齢不詳。同じ考古学者で毎度命の危険のある大冒険をしているのにジョーンズ先生と方向性がえらい違いだ。瓜子姫連作は概要版を収録。確かに「天孫降臨」連作前にこっちを読んでおかないと話が繋がらないですね。巻頭収録の「闇の客人」は本来の祭の意味と有り方を思い出すという意味で好きな話です。2013/08/15
よきし
8
再読:第一話の観光のために祭りを復活させる話が好きだ。最後の鬼の踊りが圧巻。天孫降臨を中心とする物語も読み応えがある渾身の一冊。やっぱり諸星大二郎はすごいなぁ。2011/05/04
5〇5
6
~わらべ歌『通りゃんせ』で~ ♪ 見りゃんせ見りゃんせ これはどんなコミックじゃ 妖怪ハンターのお話しじゃ ちっと見させてくだしゃんせ 興味のないもの見せやせぬ 諸星ワールド入りたく 神話の謎に挑みます 行きはよいよい帰りはこわい こわいながらも 見りゃんせ見りゃんせ ♪2022/06/02