感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ume
4
昔の作品だし、勝負にしても光と影の対比みたいなのになってしまうのは仕方ないのか。陽と陽、どちらがよりハッピーで頭が悪いかみたいなバトルになるにはまだまだ。青野の死後はLが死んだ後のDEATH NOTEのようでなんとも噛みごたえなく感じてしまった。なんであのタイミングで青野を退場させちゃったのかなぁ。編集部のミスディレクションだろうなぁ。もったいない。作品全体としてはサクサク読めて面白かったけど、色々もったいない方向になっちゃったなと思いました。2024/01/06
ドント
1
北海道の大地に暮らす、内気でチンチクリンで真正直な青年が、画家を目指して様々な人、風景、モノに出会って成長していく絵描き漫画。ヤンジャン81~85年連載。ゆったりとしつつ足腰のしっかりした、骨が太くてマジメな物語と絵柄がとてもよい。内容としては対青野編の終わりまでが最盛期。パリ編以降はとってつけた派手さが先に立った印象。競売編の幕の下ろし方は嫌いではないのだが。やはり人情派の堂本vs冷徹な青野の構図で締めて欲しかった。ともあれ今読んでも楽しめる大河のような海のようなおおらさかを持った作品。麦子かわいい。2017/01/03
-
- 和書
- この多彩な英語