- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少女(小中学生)
- > 集英社 りぼんマスコットC
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
12
令和GALSの社会学に伴って全巻購入。援助交際やストーカーなど、ある意味わかりやすいトラブルが主人公・寿蘭の周囲で発生するのだけど、解決の仕方が強引すぎてビビる。殴打と説教でそんな変化するのかい!とはいえ、ここまで明確なギャル賛歌は、文学的ともいえる孤独を描いてきた少女漫画(同じ「りぼん」掲載の「こどものおもちゃ」も「ご近所物語」もそう)の文脈ではかなり新鮮だったろうな。男女を入れ替えるとほとんど「ろくでなしブルース」の世界だけど、女性の強さをレペゼンした本作はやっぱり際立つ。2021/01/27
highig
8
( ^ω^)ヨウツベでアニメのED(神曲)を聴いたら、無性に読みたくなったので、二十年ぶりに読んでみた。今ではすっかり死語と化したコギャル達の物語で、求められているのは可愛さよりも寧ろ格好良さだ。愛嬌良く媚びるよりも凛と立つその姿に当時の少女たちは憧れを描いていたに違いない。とは言え、そこは少女漫画なので可愛く魅せる為の工夫も凝らされてる。なんというか格好悪い格好良さとでもいうのか、垢抜けず泥臭い、本来ギャルと真逆の浪花節が作品の根底にある事によって輝く可愛さこそがこの作品の真髄だとブーンは思ってますお。2025/03/28
kenitirokikuti
7
藤井みほなの期間限定ツイッターから(弥生美術館の2019年4月からの展示「ニッポン制服百年史」参加の告知用らしい)。10年以上表立った活動がなかったそうで(確かに記憶にない)、むかしのりぼんっ子たちが湧いていた▲これも20年近く前なんだな。「援助交際」という言葉がカジュアルに飛び交い、チャラ男が未成年をホテルに誘うし、最近の堅苦しい風潮との差が激しい。まぁ、当時はフジの月9ドラマ黄金期だもんな。あとがき等に『踊る!大捜査線』や当時TVアニメやってた『こち亀』、それにアムラーといった単語が。2019/03/23
honoka
6
★★★★★続編が連載開始という記事をみて懐かしくなって久しぶりに再読。ファッション、援交(…これは今も?)、男に貢がせるのがイイ女etc.当時の匂いを感じる作品。小学生の時に読んでたけど今読んでも笑えて面白いし、ギャル版の『水戸黄門』って感じでスカッとする。蘭と美由ももちろん好きだったけど地味な私は綾が一番好きだったなぁ。○○くんが綾に素っ気なくてハラハラしながら二人の恋を見守っていたことを思い出した。続編もいい意味で変わってなくて感動したし復習がてら再読していこうかな。2019/11/09
かやま
5
作品は知ってるけど読んだことないなと思ったらりぼん卒業してすぐくらいの作品だった。25年くらい前のコギャルを主人公に描いたマンガ。この時点でコギャルブームは去ったと言われてたらしい。そうよな。この人のマンガは初めて読んだけど自分の中のりぼんのイメージを形成している内のひとりって感じの絵柄だった。2024/06/10