内容説明
中国四千年の歴史に名を残す名将たち。そのなかで、秦末から清までに活躍した八人の武将を取り上げ、絶体絶命の危機をはね返し、勝利をつかんだ、歴史に名高い戦いを描く。名将の本領がいかんなく発揮された戦略、戦術とは。
目次
第1章 韓信―井〓(けい)の戦い
第2章 曹操―官渡の戦い
第3章 謝玄―〓水の戦い
第4章 李世民―虎牢の戦い
第5章 岳飛―〓(えん)城の戦い
第6章 朱元璋―〓(は)陽の戦い
第7章 鄭成功―海澄の戦い
第8章 曽国藩―天京の戦い
著者等紹介
来村多加史[キタムラタカシ]
1958年生まれ。博士(文学・関西大学)。1985年から1988年まで北京大学に留学。現在、奈良文化女子短期大学教授。専門は、中国考古学及び、中国軍事史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
17
中国の長い歴史の中で、後世にまで残り続ける漢たち。その中から8人をセレクトして紹介している一冊。非常に1人1人わかりやすく紹介しているので中国史入門としてもオススメの一冊(ただ、中国史の中で人気のある名将というのは得てして自ら最前線で闘う命知らず、という大枠のフォーマットを感じてしまう。鵜呑みにしないほうがいい点もある)。ただの闘将・知将・勇将では流れを変えることはできない、紹介されている漢たちは、まさにトータルにおいて優れ、そして勇敢で思慮深かった。彼らの生涯の中から1つでも己に活かしたいモノだ(苦笑)2014/02/07
kikakuno
0
韓信から曽国藩2010/05/29
ハシヒロ
0
こうした中国本は春秋戦国が多数取り上げられる傾向にあるが、本書は漢・魏・晋・唐・宋・明・清とバランスが良い。惜しむべくは、全員有名過ぎる点か。2009/01/30