出版社内容情報
ホメロスからよむ豊かな色彩世界--古代ギリシアの色彩研究の先駆者の一人はイギリス首相だった。首相のグラッドストンは、ホメロスの色彩感覚はきわめて貧困だったと断じている。これに対して本書はホメロスの叙事詩世界を手がかりにして、白は甘い? アキレウスの髪は何色か? 紫が海を越える? 虹は何色か? 葡萄酒色の海とは? など、様々な問いを投げかけながら、古代人の豊かな色彩世界を描き出す。
内容説明
ホメロスからよむ豊かな色彩世界―古代ギリシアの色彩研究の先駆者の一人はイギリス首相だった。首相のグラッドストンは、ホメロスの色彩感覚はきわめて貧困だったと断じている。これに対して、本書はホメロスの叙事詩世界を手がかりにして、白は甘い?アキレウスの髪は何色か?紫が海を越える?虹は何色か?葡萄酒色の海とは?など、様々な問いを投げかけながら、古代人の豊かな色彩世界を描き出す。
目次
第1章 「色」とは―飛び出す色
第2章 センスとセンシビリティ―魔法のような色
第3章 文字と記憶―劇場ホメロス叙事詩を翔けめぐる色
第4章 言葉変換の壁―黄色はブロンドか
第5章 大空と大地を舞う色―虹と自然の緑
第6章 海を越える色―巻貝と紫
第7章 暁の光に織り込まれる色―クロッカス、バラ、etc.
第8章 水面を彩る色―たくさんの青
著者等紹介
西塔由貴子[サイトウユキコ]
京都精華大学特別研究員、英国リヴァプール大学オナラリーフェロー(Honorary Fellow,School of Archacology,Classics and Egyptology,University of Liverpool,UK)、同志社女子大学大学院ほか非常勤講師。専門は西洋古典学、古代ギリシア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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榊原 香織
せり