学術選書<br> ホメロスと色彩

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ホメロスと色彩

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  • サイズ 46判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784814004522
  • NDC分類 757.3
  • Cコード C1322

出版社内容情報

ホメロスからよむ豊かな色彩世界--古代ギリシアの色彩研究の先駆者の一人はイギリス首相だった。首相のグラッドストンは、ホメロスの色彩感覚はきわめて貧困だったと断じている。これに対して本書はホメロスの叙事詩世界を手がかりにして、白は甘い? アキレウスの髪は何色か? 紫が海を越える? 虹は何色か? 葡萄酒色の海とは? など、様々な問いを投げかけながら、古代人の豊かな色彩世界を描き出す。

内容説明

ホメロスからよむ豊かな色彩世界―古代ギリシアの色彩研究の先駆者の一人はイギリス首相だった。首相のグラッドストンは、ホメロスの色彩感覚はきわめて貧困だったと断じている。これに対して、本書はホメロスの叙事詩世界を手がかりにして、白は甘い?アキレウスの髪は何色か?紫が海を越える?虹は何色か?葡萄酒色の海とは?など、様々な問いを投げかけながら、古代人の豊かな色彩世界を描き出す。

目次

第1章 「色」とは―飛び出す色
第2章 センスとセンシビリティ―魔法のような色
第3章 文字と記憶―劇場ホメロス叙事詩を翔けめぐる色
第4章 言葉変換の壁―黄色はブロンドか
第5章 大空と大地を舞う色―虹と自然の緑
第6章 海を越える色―巻貝と紫
第7章 暁の光に織り込まれる色―クロッカス、バラ、etc.
第8章 水面を彩る色―たくさんの青

著者等紹介

西塔由貴子[サイトウユキコ]
京都精華大学特別研究員、英国リヴァプール大学オナラリーフェロー(Honorary Fellow,School of Archacology,Classics and Egyptology,University of Liverpool,UK)、同志社女子大学大学院ほか非常勤講師。専門は西洋古典学、古代ギリシア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

58
葡萄酒色の海 ふ~む? 古代ギリシャには青がなかった? アキレウスの髪も役者によっていろいろな色。黄金色、亜麻色、ブロンド BBC製作のドラマではどうだったかというと、そもそもなかった(黒人、坊主頭)2023/05/13

Fumitaka

2
ホメロスの叙事詩が、色彩に結びついた「イメージ」を駆使していることを論述。まさにイメージとは人間の無意識下で理屈とは無関係に生じるものであり、さらには現代の日本人と古代ギリシア人とではその「感覚」において絶対に違いが生じるだろうゆえに、人間の非論理性を如実に表す領域のひとつともいえましょう。また一方で、日本語の「みどりの黒髪」は「瑞々しい」の意であるがゆえに(p. 16)、「新鮮な」の意である「緑の(χλωρός)蜂蜜」と類似している(p. 136)という、時代や地域を越えて似通った要素もまた存在する。2025/09/07

せり

2
共感覚的で感情と呼応した色の呼称と、それらが鮮やかに織り込まれた古代ギリシャの吟遊詩人、ホメロスの叙事詩たち。 現代の日本人が翻訳文を読んだだけでは見えてこない、呼ばれる色と組み合わせがが伝える、鮮やかで奥深い感情の一片を垣間見れて面白く、各文化の翻訳者がそれらを苦心して訳している例も興味深い。 そして、紫という一文字の色が持っていた社会的な背景は想像以上だった。 全体的に貝紫、空、海の色の描写など、トピックごとにまとまっていて読みやすくてありがたかった。2023/09/23

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