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出版社内容情報
亡くなった夫との記憶のなかにある抜けない棘のようなひっかかり。細い糸をたぐって、夫が昔購入したヨーロッパの別荘へ向かった知世ちゃんのひいおばあちゃん。そこで見つけたのは夢? 希望? それとも……。日常にあるワクワクをそっと掬う珠玉の物語11編を収録!
榛野 なな恵[ハルノナナエ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅はこべ
70
お父さんの知人、初対面の子にこんなひどいことを平気で言うなんて、よく社会人が務まるものだ、しかもマスコミで。父親がバカでも、強くんや乾くんは優しい子に育っているけど、この人の息子は心配だな。この巻は、ドールハウス屋の景一さんと近所の定食屋さん夫婦という新しいキャラも仲間入り。2019/07/11
ペルー
36
何度も読んだ大好きな作品の、新シリーズ。好きなのは「フォギーデイ」の黒猫さん。今まで何度か猫さんは登場してるけど、この子のお顔、可愛い🐈‼️2019/05/19
ぐうぐう
22
休載を何度か挟みつつも、連載開始から今年でなんと30年になる『Papa told me』。30年経った今も知世はまだ小学生のままだけれど、内面は少しずつ変化し、成長しているのがわかる。いろいろな人との出会いが彼女を成長させないわけがない。榛野なな恵は、そこにまで漫画の嘘をつこうとしないのだ。また、昔に比べ、画のタッチがほんの少し、丸く、柔らかくなっているのもいい。変わらないようで変わっていく。人間と同じように、漫画も、漫画の中の登場人物も成長する。2017/03/12
gelatin
11
★★★★ いつもほんのり切なくなるために読むような気がする。変わらない暮らしの中の、一匙の優しさ。元祖日常応援漫画。この世がおしなべて幸福であることは叶わないけれど、密やかに、ささやくように励ましてくれる声があること。封建主義や権力、鈍感さに対して手厳しいのは榛野なな恵の少女性のなせる技で、いわゆる「女子」じゃなくて「女の子」の力を失っていないからだろう。率直に言えば、傷つく力だ。百合子ちゃんにも北原さんにもそれがある。それから新登場のドールハウスの人にも。安定のシリーズです。2017/02/24
まはな
10
(購入)年月を重ねて行ってトータルでもう30冊目くらいになるこのシリーズは最近はちょっとしたパラレルワールドになってきているのだろうか? ひいばあちゃん?誰の?どっちの?と思いつつ。あの人ミステリ作家とかじゃなかったっけ?と思いつつ。 でも人の気持ちのチクっと痛む部分も優しく刺激してくれる。 時系列とか設定とかあまり気にしなくなると混乱しないかなぁと思います。 ともかくこの親子が幸せでいいです。2017/03/03