出版社内容情報
高校入学式の朝、荒谷伊澄は駅のホームでひったくり犯を捕まえた。
その際に、犯人の前に出て足止めをしようとしたのが、車椅子に乗った少女だった。
その後の事情聴取で判明したのだが、渡辺六花というその少女も、伊澄と同じ高校の新入生だった。
弁が立ち気の強い六花に、伊澄はヤな女だな、と感じたのだが……?
夢を追い続けられなくなった少年と少女の挫折と再生の恋物語!
内容説明
高校入学式の朝、駅のホームでひったくり犯を捕まえた荒谷伊澄は、犯人を足止めしようとした車いすユーザーの少女、渡辺六花と出会う。伊澄と同じ高校の新入生で、弁が立ち気の強い六花に、伊澄はヤな女だな、と感じて…?夢を追い続けられなくなった少年と少女の再生と恋の物語。
著者等紹介
阿部暁子[アベアキコ]
岩手県出身。『陸の魚』で雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選。『いつまでも』で2008年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
284
阿部 暁子、2作目です。読友さんの紹介で読みました。 少女漫画のような感じもしますが、車椅子青春恋愛譚の佳作でした。続編もありそうな展開です。障碍者と健常者、差別と区別、非常に難しい問題だと思います。 このレビューは、Memoryを聴きながら書きました♪ https://www.youtube.com/watch?v=ismbJXTMybw https://orangebunko.shueisha.co.jp/feature/colorful2024/09/15
さてさて
259
『あれから、なんか俺の世界、カラフルになったんだ』。そんな言葉をふと呟く主人公の伊澄。『車いすの少女』を描いた表紙が物語を象徴的に表してもいくこの作品。そこには、『障がい』を語ることを『個性』という言葉で逃げない、阿部さんの強い意志を感じる物語が描かれていました。『車いす』視点の登場人物を中心に据える物語の中にさまざまな気づきを見るこの作品。単なる気づきにとどまらずその先の一歩を大切に考えるこの作品。この感想で、この作品のことを知ってくださった一人でも多くの方に是非読んでいただきたい素晴らしい作品でした。2024/03/02
hiace9000
166
今を描く青春小説のスタイルは、中高生が手に取り"読んでもらえる"作品。ターゲットエイジはたぶんこの世代。されど最も"読むべき"はもっと上、大人世代であるようにも。登場人物を通して外から見る社会通念感覚で行ってきた障がいのある人への無自覚の差別、あるいは善意や配慮であるかのようにしてとってきた差別的態度や行為がこれまでどれほどあったことか…。車いすユーザーの立花や、大きな挫折から前が向けなくなった伊澄ら高校生たちの自己省察からの自己開示、そして鮮やかに変容し成長する様に、大人世代はハッと胸を突かれるはずだ。2024/04/13
はにこ
161
まぶしい!!まぶしすぎる!車いすユーザーになった六花と中学時代にケガや喧嘩などの挫折を経験した伊澄が主人公。障がい者に対する差別について熱く語り合う高校生たちがいい。また、喧嘩したりするけど真正面からぶつかり合うのがすがすがしい。そういうのって大人になるとできなくなるんだよね。高校生の恋も純粋でかわいいなぁ。30代ギャルとか40代元ヤンじゃなくてもときめいちゃうよ。2024/06/21
昼寝ねこ
154
車椅子ユーザーの女子高生・渡辺六花と怪我で陸上選手を諦めた同級生・荒谷伊澄の青春物語。障がいがテーマだがそこまで突っ込んだ描写はないのでライト感覚で読める。素直になれない六花と健気に振る舞う伊澄のキャラが良かったが、ストーリーはどこか昭和の学園青春ドラマかNHKの青春ドキュメンタリーみたいな印象だった。共感できる人も多いだろうが、これはちょっとムリと思う人もいるかもしれない。ラストは学校行事の40キロ強歩大会になるが恩田陸さんの『夜のピクニック』を連想してしまいオリジナリティの面で損をしていると思う。2025/12/01
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