戦争みたいな味がする

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戦争みたいな味がする

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  • サイズ 46判/ページ数 440p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087890211
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

戦争、移民、家族と食。朝鮮半島にルーツをもつ母娘の記憶から、現代社会の論点が浮き彫りになる。2021年全米図書賞ノンフィクション部門最終候補となった、コリア系アメリカ人社会学者が紡ぐ珠玉の回想録。

【目次】
日本の読者への序文/凡例
プロローグ
第一章 戦争みたいな味がする
第二章 アメリカン・ドリーム
第三章 フレンドリー・シティ
第四章 オンマ
第五章 キムチ・ブルース
第六章 マダム・マッシュルーム
第七章 統合失調症起源
第八章 ブラウン
第九章 一月七日
第一〇章 クラスト・ガール
第一一章 いちどだけでは、愛ではない
第一二章 オーキー
第一三章 クイーンズ
第一四章 亡霊たちをカウントする
第一五章 チーズバーガーの季節
原注/初出一覧/謝辞/訳者あとがき

【著者プロフィール】グレイス・M・チョー(Grace M. Cho)/Tastes Like War: A Memoir(Feminist Press, 2021)は、2021年全米図書賞ノンフィクション部門最終候補作、2022年アジア・太平洋諸島系アメリカ人文学賞成人ノンフィクション部門受賞作。第一作Haunting the Korean Diaspora: Shame, Secrecy, and the Forgotten War(University of Minnesota Press, 2008)は2010年、アメリカ社会学会より図書賞を受賞。The Nation、Catapult、The New Inquiry、Poem Memoir Story、Contexts、Gastronomica、Feminist Studies、Women’s Studies Quarterly、Qualitative Inquiry などに寄稿。ニューヨーク市立大学(CUNY)スタテンアイランド校、社会学・人類学教授。

【訳者プロフィール】石山徳子(いしやま のりこ)/日本女子大学文学部英文学科卒業。ラトガース大学大学院地理学研究科博士課程修了(Ph.D. 地理学)。著書に、『米国先住民族と核廃棄物─環境正義をめぐる闘争』(明石書店、2004年、アメリカ学会清水博賞)、『「犠牲区域」のアメリカ─核開発と先住民族』(岩波書店、2020年、河合隼雄学芸賞)、共著に、『「ヘイト」に抗するアメリカ史─マジョリティを問い直す』(彩流社、2022年)、『野生の教養─飼いならされず、学び続ける』(法政大学出版局、2022年)、『野生の教養 II ─一人に一つカオスがある』(法政大学出版局、2024年)など。明治大学政治経済学部・大学院教養デザイン研究科教授。


【目次】

内容説明

母の料理は移民の記憶だった。全米図書賞ノンフィクション部門ノミネート!コリア系アメリカ人社会学者が紡ぐ、珠玉の回想録。

目次

プロローグ
第一章 戦争みたいな味がする
第二章 アメリカン・ドリーム
第三章 フレンドリー・シティ
第四章 オンマ
第五章 キムチ・ブルース
第六章 マダム・マッシュルーム
第七章 統合失調症起源
第八章 ブラウン
第九章 一月七日
第一〇章 クラスト・ガール
第一一章 いちどだけでは、愛ではない
第一二章 オーキー
第一三章 クイーンズ
第一四章 亡霊たちをカウントする
第一五章 チーズバーガーの季節

著者等紹介

チョー,グレイス・M.[チョー,グレイスM.] [Cho,Grace M.]
Tastes Like War:A Memoir『戦争みたいな味がする―ある思い出の記』(Feminist Press,2021)は、2021年全米図書賞ノンフィクション部門最終候補作、2022年アジア・太平洋諸島系アメリカ人文学賞成人ノンフィクション部門受賞作。第一作Haunting the Korean Diaspora:Shame,Secrecy,and the Forgotten War『コリアン・ディアスポラにつきまとうもの―恥辱、秘密、忘れられた戦争』(University of Minnesota Press,2008)は2010年、アメリカ社会学会より図書賞を受賞。ニューヨーク市立大学(CUNY)スタテンアイランド校、社会学・人類学教授

石山徳子[イシヤマノリコ]
日本女子大学文学部英文学科卒業。ラトガース大学大学院地理学研究科博士課程修了(Ph.D.地理学)。著書に、『米国先住民族と核廃棄物―環境正義をめぐる闘争』(明石書店、2004年、アメリカ学会清水博賞)、『「犠牲区域」のアメリカ―核開発と先住民族』(岩波書店、2020年、河合隼雄学芸賞)など。明治大学政治経済学部・大学院教養デザイン研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

スイ

21
とても苦しい、けれど読むことができてよかった。 筆者の母を苦しめたのは3つの国。 韓国、アメリカ、そして日本だ。 一人の女性の過去を丁寧に手繰り寄せていくことで、社会に覆われてきた痛ましいものが見えてくる。 明らかにすることを望んだのは、母の核のようなところだったのだろうと思う。 筆者にとって、母とは常に安らげるような関係ではなかったけれど、描く筆は愛情に溢れていて、それが今作を一層素晴らしいものにしている。2025/12/21

ヘジン

14
1941年に大阪で生まれ、アメリカ人と結婚して渡米し、のちに統合失調症を患うことになった韓国人の母親の人生を社会学的な視点でたどり、研究課題とした著者。朝鮮戦争とアメリカの軍国主義下で受けた「あからさまな、あるいは巧妙な、しかしつねに組織的なかたちをとった暴力」は植民地時代から継承されたものであり、日本人も無関係ではない。重い話の一方で、「食」を通じてアメリカで自らの才能を開花させた若くきらめいた時間、娘が作る伝統的な韓国料理を味わって食する幸せな時間の描写も心に残った。読むべし。2025/12/27

おだまん

13
戦争、差別にけなげに立ち向かい、子育て、家族のために頑張り、ぽっきりと折れてしまった移民の母。娘の視点から母の背負っていたものを掘り下げていく。おいしそうな表紙とは裏腹に、重くてしんどいもの。作者さんが同世代なのでそんなこと思いもしなかった自分の幼き頃と母の今に重ねてしまった。食がアイデンティティに係る大きさを再認識。2026/03/03

ちょこ

10
日本で生まれ韓国で在韓米軍相手にセックスワーカーをし、そこで出会ったアメリカ人とアメリカへ渡りやがて統合失調症を発症した母について社会学者の著者が綴った物語。戦後に米兵相手にセックスワーカーをする女性がいたのは沖縄と同じだと思ったしそこには日本の帝国主義が影響している。自由の国アメリカのはずがアジア系移民として差別されるのがえぐい。食に関する記述が多く出てくるがそれは母娘を繋ぐ記憶でもあるからだ。子供には知の力で生きて欲しいと著者は大学院に進学し社会学者としての地位を築いた。それは呪いではなく愛なのだった2026/03/07

かしこ

10
読む価値のある本だった。 著者は母が韓国人、父がアメリカ人の大学教授の女性。母は統合失調に苦しんで亡くなる。時を遡り外国人の母が必死に料理しアメリカに馴染もうとしていた幼い日々や、徐々に精神を壊す母の望みで大学院を目指した日々が描かれる。母の娘にかける愛は重く苦しい。娘も母を愛し誇りに思っているのに母は病んでいく。どうしてそこまで母は苦しむのか、彼女の隠された過去を察し、娘はそれを研究するようになる。個人的であり国家的でもある母の苦難を調べて書くのは生半可ではない辛さと思うがおかげで読むことができた。2025/11/25

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